ミニマルな教育

信頼は一瞬で失われる

すべての教師にとって最も必要なのは、「教壇に立っていない時の信頼関係」です。 右も左もわからない生徒たちにとって、教師の一挙手一投足は最大の関心事の一つです。 もしあなたが、忙しくしている時に生徒Aさんから挨拶され、なんとなく音声として認識し…

「教師が死ぬ」学校

はっきり言って、教師はいつの時代も人気職業です。 これは、現代の日本はもとより、海外でも、そして時代に関係なく、普遍的な事実としてとらえてよいでしょう。 公立の学校の場合も、倍率は決して低くありません。 専門的な知識を問うことが先決だからです…

教師<<<スマートスピーカー

あなたは、「先生」に質問しに行った時、ガッカリしたことはありませんか? 「この問題がわからないんですけど・・・」 「オマエこんな問題もわからないのか!?」 いや、質問に答えろ。 人間には、マイクと音声の入力デバイスが備わっています。教師も、例…

別回路の代償2(※担任必見)

前回の続きです。2018年最後の記事です。 お仕事として傾聴の姿勢を「見せつけて」いたのはいいものの、ある瞬間から緊張の糸が切れ、当該担任の真の姿が出てしまったとき、生徒からの信頼はどうなるでしょうか。 むしろ、下手にテクニックを実践する前の方…

別回路の代償1(※担任必見)

「あっ、それはよくわからないから、担任の先生に聞いて」 「担任の先生が全部プリント持ってるから」 「担任の先生」という「アイコン」は、30数名の生徒のあらゆる注文の窓口です。 学校の先生を目指される方にとっては、最もやりがいがあるものに見える…

ウソで塗り固められた学校

「起立!気をつけー、礼。」 ガラガラガラ・・・。 誰一人、声を出さず、腰を一旦上げて立ち、席に着く。 「せんせい」は、授業用の声というものを持っている。 その声からは、望ましいことしか出てこない。 そういう風にプログラミングされている。 さて、…

モンスター・スクール〜怪物化する学校〜

近年(というほど近年でもなくなってきていますが)、モンスターペアレントが問題になっている。 モンスターペアレントとは、学校などに対して、理不尽でエゴイスティックな要求をする親のことである。 「なぜウチの子がかけっこで4位なんだ!」 いやいや、…

動画に惨敗する教師

生徒の悪口を言って、居酒屋でカタルシス効果を得ている人間がいる。 「全然話聞いてくれなくて。親の責任だよね-。」 「授業が成立しなくって。これって担任の力量だよね。」 いやいや、アンタの授業がつまんねーだけだって。 100%全てがそうではないです…

クイズ目線・レス・ミニマル

※これは、教育界の革命になるでしょう。 クイズ番組で、これ見よがしに難しそうな単語をピンポンと答える芸能人を見ると、私たちはそれがヤラセかどうかを考える前に、感動する傾向にあります。 なぜなら、「番組」の構造を分析する前に、そもそも自分たちが…

肩書きを教えない。

外側からの影響を受けやすい中高生に最も与えてはいけない情報が「肩書き」についての情報です。 (ちなみに、最も与えるべき情報は「性」に関する正しい知識です。) ここでの肩書きとはすなわち「社長」「取締役」ということであり、場合によっては「東大…

授業は、カラオケである。

教室とは、閉ざされたカラオケボックス。 教師は、歌い手。生徒は、聞き手。 マイクはチョーク。教科書は歌検索の機械になろうか。 教師は、十八番(おはこ)ばかりを歌う。それが、理科の話なのか国語の話なのかは、すなわち演歌ばかり歌うのか、洋楽ばかり…

ルーキーで居続けろ

日本人の真理の一つとして、「ノートの最初のページは綺麗に書きたい」というものがあります。 そして、よほど我慢強い人でない限り、その字の綺麗さはページ数と反比例してなくなっていきます。 なぜ、2ページ目以降は、綺麗な字のアンコールがないのでしょ…

自分らしさを履き違えるな

教育において、何の特徴もない学校ほど「自主性」をうたいます。 逆に、「私たちの学校はとにかく生徒をコントロールします」とホームページに載せるところがないのに、です。 ところで、自主性とは「自分らしさを主張する」ことにほかなりませんが、「自分…

才能は、伸ばせない。

「うちの学校は、子どもたちの才能を伸ばします」というような表現をよく聞きます。 しかし、才能を伸ばす・伸ばしたという事実は、どうやって確かめられるのでしょうか? 学校の場合は、国語のテストが1学期は40点だったのが50点になったら「才能を伸ばした…

「素直さ」を重く受け止める。

私たちには、基本的に人間の好みがあります。 単品での好みもあれば、全体としてのこだわりもあるでしょう。 しかし、個人的な好みの差にかかわらず、全人類が好きな特性があります。なんだと思いますか? それは、何か情報を与えた時の対処です。 あなたが…

教師<<<TikToker

中学生や高校生がTikTokを最近よく投稿しているのを見かけますが、その背景はだいたい決まっています。 教室か、修学旅行先です。 授業を受けているときは死んでいるような表情の彼ら・彼女らでも、動画を撮っているときの笑顔はとても瑞々しく映ります。 場…

アンガーをマネジメントしない。

ついカッとなって、生徒に暴力を振るう教師は、現代になってもまだまだ潜伏しています。 悪い意味での「信頼関係」が、発見を遅らせているのです。 感情的になることによって生徒を傷つけないように、最近では怒りをコントロールする技術が流行っています。 …

生徒にやさしくない学校

学校は、何のためにあるのか。 いきなりだが、質問を変えよう。 会社は、誰のためにあるのか。 それはもちろん、株主であり、社員のため。 つまり、人間のためにあるのだ。 そこにいる人間たちが「辛い」と思っているなら、その組織は自ずと失敗している。 …

教育で裏をかくと、裏切られる。

どんなに注意しても直そうとしない。 いくら労力をかけてもクラスがまとまらない。 全て、自己責任。 生徒の悪口を言う自分自身は、そのクラスを映し出す鏡。 性に合わないスパルタ教師を無理やり演じると、クラスは規律正しくはならない。 ただただ、する必…

教育業界で戦うたった一つの方法

現代において、教育はもはや「聖人君主のありがたいもの」ではなくなりました。 否、もともとそんなものはなかったのですが、教師の暴力は愛のムチだという幻想が日本国民全体を支配していただけなのです。 教師の体罰を容認してきた親は、いつしか子どもを…

塾通いは、もうやめにしないか

「塾に行ってくる」 と、子どもたちが夕方までの遊びに終止符を打ち、散り散りになっていきます。 そこに笑顔は一切ありません。 さっきまでやっていたドッジボール、虫との戯れの方が、塾よりも何億倍も正しいからです。 当たり前です。 ここで、論点をはっ…

修学旅行は、もうやめにしようか

「修学旅行」ほど、非生産的な行事はない。 体育祭は、生徒の身体的健康、集団協力などの一連の成果を保護者に見せることによって、学校への信頼を養うことができる。 文化祭は、日頃の生徒の姿を、芸術や音楽などの特定の分野を通して見ることができる。 「…

集団授業はもうやめにしようか

私はここではっきり言っておきたい。 全ては、個別指導で伸びる。 これは、家庭教師を推奨しているのではない。 なぜなら、家庭教師こそが古代ギリシャからも続いてきた「教育のスタンダード」だからだ。 家庭教師がデフォルトであり、集団授業はその変化形…

「ムリ」だからおもしろい

教育とは、「才能を外に引き出す」という意味があります。 一般的な授業は、教育ではなく、CMのようなものです。 さらに、今のCMはストーリー性に富んで面白いので、授業はCM以下ということになります。 さて、「外に引き出す」教育とは、一体どのようなもの…

発信者の価値観

どんなにトリッキーな時間に起床して、どんなにトリッキーな時間に電車に乗ったとしても、同乗者は必ずいます。 世界人口は2050年には98億人になると推計されており、日本では実感がわかないかもしれませんが、地球上に人間はどんどん増えていきます。 さて…

自分を「正しく」貫く方法

「やりたい仕事が見つかりません」 「自分が何に向いているのかわかりません」 このような言葉を聞くと、これまでその人物を学校で教えてきた人間は何をやってきたのかと落胆します。 特殊な方法は何もいりません。 自分を貫く簡単な方法があるのにもかかわ…

「いい大学」なんてない

現代社会を生き抜く上で、「いい学校」「いい大学」「いい会社」「いい企業」などの言葉は意味を持たなくなってきます。 例えば、塾や予備校が発行している「大学偏差値ランキング」では、明治大学文学部よりも早稲田大学文学部の方が偏差値が高く、さらに東…

メッセージ

ホームルームで朝一番に言う言葉は、その日の生徒の気持ちをいかようにも変えることができる。 しかし、その言葉は、全体に対して言っているように見えて、実は「たった一人の生徒」にしか言っていない。 例えば、体育祭の翌日(翌日といってもほとんどの場…

個人面談パラドックス

私たちは、たくさんの教師と接してきました。 数学が得意な人もいれば、体育祭に一番力を入れている人もいます。 ここで、「最も接触した教師」を考えると、やはり担任です。 普通の非常勤講師と、担任とでは、一緒に過ごした時間に大きな差があり、これを埋…

「ブラック企業化」する学校

ブラックとは本来色を表す言葉ですが、黒という色の特性、そしてブラックという濁点の響きから、「ヤバい」という意味で用いられています。 そして、私は「学校」さえも、ブラック企業化していると考えています。 学校は、特に私立ならば「会社」という表現…