ミニマルな教育

「ブラック企業化」する学校

ブラックとは本来色を表す言葉ですが、黒という色の特性、そしてブラックという濁点の響きから、「ヤバい」という意味で用いられています。 そして、私は「学校」さえも、ブラック企業化していると考えています。 学校は、特に私立ならば「会社」という表現…

「ごっこ遊び」化する学校

現代社会において、「授業がつまらないから窓の外の景色を見る」のはもはや大人びた生徒の特権ではなくなりました。 誰もが、授業というものは茶番で、スマホの中に登場するユーチューバーの方が楽しさを提供してくれると思っている危険性さえ考えられます。…

「コンビニ化」する学校

「いらっしゃいませ〜、こんにちわぁ〜。」 アルバイトがコンビニ初挑戦。まずはこの言葉から「覚える」ことになる。 しかし、覚えることはこれだけではない。 肉まんのタイミング。古い方を左に置き、新しい方は右に置く。 賞味期限4時間以内のものは廃棄。…

「砂糖」化する教師たち

生徒が授業中にスマホをいじっても叱れない教師。 スクールカースト上位層の生徒のご機嫌とりに必死な教師。 近年、教師は「砂糖」化しています。 指導方法の流れが「ティーチング」から「コーチング」へと変遷する中、実力のない教師は「甘やかす」という別…

アクティブ・ラーニングの罠

昨今、教育改革の一環で「アクティブ・ラーニング」の推進が流行っています。 自主的に考えて、意見を発表していくというのが主なスタイルです。 しかし、私が気になるのはこの「アクティブ・ラーニング」が流行であるということです。 そもそも、「アクティ…

サラリーマン化する教師

戦後復興期から高度経済成長期にかけて、教師は「聖人君子」のような扱いを受けました。 規律を守る人材を生産していく中で、暴力装置でさえも崇められる特異な時代です。 その動きは、昨今のパワハラ内部告発からわかるように急速に弱まっていますが、果た…

この世に「難問」は存在しない

私たちは、受験生だったときによく「この問題は難しい」「この問題は解けない」とよく言っていました。 しかし、この記事では「難問など存在しない」と主張します。 例えば、地理の問題で「プレーリー土とは何?」というものがありますが、これは難問といえ…

「オンナ」化する教師

たとえば男子校において、女性の教員は唯一のマドンナ的存在でした。 ほとんどが男臭い連中ですから、異彩を放つ独特のオーラを身にまとっていたのでしょう。 しかし近年、教育の場を見てみると、共学の学校でも、「オンナ」化する教師が増えているように思…

「ボーキサイト」の罠

※「ボーキサイト」を批判する記事ではありません。 私たちは、中学校・高校の地理で「ボーキサイト」について学びます。 ボーキサイトとは、アルミニウムの鉱石で、地中海沿岸やブラジル、オーストラリアなどが主要な産地です。 しかし、実際に、ボーキサイ…

10人学級が最大の理想郷

あなたの学生時代は、1クラス何人だったでしょうか? 住んでいた市町村によるとは思いますが、「30〜40人」が一番回答としては多いことでしょう。 ずっと前から「なぜ?」と言われてきたことですが、「30〜40人」学級を一人の担任で見るのは不可能です。 不…

教師が教師を滅ぼすとき

日本の教育において、一番重要視されているのは何でしょうか? 一流大学(そんなものはありませんが)への現役合格? 子供の学力向上? いいえ、違います。 教師自身の保身です。 教師は一度正規職員としての地位を得てしまうと、よほどのことがない限り(暴…

なぜ勉強するのかと聞かれたら

学校でも家庭でも、1日に1億回は飛び交っているであろう、質問があります。 「なんで勉強するの?」 「なんで勉強しなければいけないの?」 この手の質問に対して、あなた自身が教師・親だったとしたら何と答えますか? この質問には、私自身が明確に答えを…

「すぐに満点を目指す参考書」・レス・ミニマル

いま、受験生の中で、のほほんと遊んでいる人はいないでしょう。 全体の中の高校3年生という位置付けは常に存在しているので、特別どの年に海外旅行数が減るとかディズニーの年パス取得数が減るとか、そういうことは起こりえません。 しかし、一部の受験生は…

概念を概念で学習する危うさ

私たちは、誰一人として、「織田信長」を見たことがありません。 一方、友達のAくん、先輩のBさん、姪っ子のCちゃんは、何度も見たこと・会ったことがあります。 織田信長は、教科書で数行書かれているだけで、性格はわかりません。 しかし、私たちは、まる…

なぜ勉強しなければならないのか

ここでは、「なぜ、勉強や学習をしなければならないか」について、人間関係的な側面から論じていきます。 いま、カフェでこの記事を書いているのですが、中学生と思しき二人組の女子が、受験をどうしようかと話しています。 はい、盗み聞きです。 とても興味…

「なんとなくガヤっと」

あなたは、授業参観に出かけたことはありますか? 我が子の授業を見に行ったり、研修で足を運んだりなど、カタチは様々ですが、他人の授業の様子を見る機会は少なくないでしょう。 ここで、一般的に「人気のある先生・授業」は何によって決まっているのかに…

教師<ユーチューバー

私たちが安定した精神で生活を送るには、ある種の「怠惰」が必要です。 ある程度の低空飛行、一定の退屈が、日常を支えます。 しかし、その生活が必ずしも変化を必要としないとはいえません。 教師という仕事は、2,30年前までは「先生様」でした。 何を言っ…

教師たるもの勉強するな(その4)

この記事では、単に教師をディスるという短絡的な批判にならないように細心の注意を払いながら、教師の問題点について触れていきたいと思います。 「知っている」ということがマイナスな影響を及ぼすのは、果たしてどのような状況なのでしょうか。 【4. 「知…

教育≠ジコマン

青臭い質問ですが、 教師って、なんでしょうか? 例えばトラックの運転手は、あれだけ大きな乗り物を乗りこなす技術をもっています。 よって、災害現場に出向くとしたら、「運転手」「機械を動かせる人材」としての価値があります。 コックさんは、美味しい…

教育の原点回帰

昨今、教育現場はICTの導入により、めまぐるしい勢いで変わって・・・ いるように見えますが、本当なのでしょうか? 例えば、ICT(Information and Communication Technology)教材は、短期的な興味を惹くにはピッタリです。 しかし、私は、この時代は20年ほ…

教養という名の暴力

私たちは時に、「知っている」ということを暴力として使うことがあります。 「そんなことも知らないの?」という凶器です。 例えば、足し算の繰り上がりを知っている小学3年生は、足し算もおぼつかない小学1年生に「そんなことも知らないの?」なんてみみっ…

教師たるもの勉強するな(その3)

さらにつづきです。 【3.今まで取り組んでこなかった教え方を実践する】 例えば、今はアクティブラーニングが流行っています。もし、まだこれを実践したことがないのであれば、すぐにでも実践した方がよいと思います。 しかし、そうすべき理由は「アクティブ…

教師たるもの勉強するな(その2)

昨日のつづきです。 教師は、基本的には好きなことについての勉強は何周もしているはずなので(これをしていないのは教師と呼べません)、これ以上深掘りしても意味がありません。 意味がないというより、「コストパフォーマンスが低い」といえます。 なぜな…

教師たるもの勉強するな(その1)

今回は、教育ライターとしての意見を発表したいと思います。 あなたは、教師について、どのようなイメージを持っていますか? 頭がいい?何でも知っている? 全てウソです。 例えば、私立文系大学卒の教師が数学の質問をされても、何も答えることはできませ…

本当に良い授業とは?

あなたは、「学校の授業の中で、良い授業とは何ですか?」という問いに対してどう答えますか? 僕は真っ先に、 「授業の後、生徒たちが授業についての話をしたら、その授業は良い授業だった」と答えます。 授業が良かったかどうかは、最中にはわかりません。…

アクティブ・ラーニング・パラドックス

あなたは、「アクティブ・ラーニング」という言葉を聞いたことがありますか? アクティブ・ラーニングとは、「勉強する側が能動的・積極的に学ぶ」ような学習を指します。 もはや最近の話でもありませんが、アクティブ・ラーニングをカリキュラムとして取り…

マンツーマンvs集団教育

あなたは、「家庭教師に一対一で教えられる」のと、「塾講師の集団授業を受ける」のとでは、どちらがお好みでしょうか? 一般的に、個別指導の方が、生徒一人一人の理解度に合わせて柔軟に内容を変えることができるので「望まし」そうに見えます。 しかし、…

常識を打ち破れ

あなたは、授業中に積極的に発言していましたか? なぜかはわかりませんが、少なくとも日本の中学生・高校生はほとんど発言をしません。 「なぜかはわかりませんが」と言ったのは、この「現象」は気質的なものではないと思っているからです。 おそらくあなた…

部分的知識の怖さ

あなたは、中学入試の問題を見たことはありますか? といっても、僕自身も公立の中学校に入学していたので、自分で中学受験をしたという経験はありません。 中学入試の問題を見てみると、極めて細かい内容が問われています。 そして、その内容は「暴力的に常…

伝えたい、ひとがいる。

教育に携わっている者として、強く感じていることがあります。 教育を変えるといろんな人(教員・先生・講師など)が言っていますが、なぜ「成功」していないのか。 自分はこう考えます。 それぞれ、伝えたいひとが違う。 教育って、最大公約数を求めたり、…