ミニマルな教育

生徒にやさしくない学校

学校は、何のためにあるのか。 いきなりだが、質問を変えよう。 会社は、誰のためにあるのか。 それはもちろん、株主であり、社員のため。 つまり、人間のためにあるのだ。 そこにいる人間たちが「辛い」と思っているなら、その組織は自ずと失敗している。 …

教育で裏をかくと、裏切られる。

どんなに注意しても直そうとしない。 いくら労力をかけてもクラスがまとまらない。 全て、自己責任。 生徒の悪口を言う自分自身は、そのクラスを映し出す鏡。 性に合わないスパルタ教師を無理やり演じると、クラスは規律正しくはならない。 ただただ、する必…

教育業界で戦うたった一つの方法

現代において、教育はもはや「聖人君主のありがたいもの」ではなくなりました。 否、もともとそんなものはなかったのですが、教師の暴力は愛のムチだという幻想が日本国民全体を支配していただけなのです。 教師の体罰を容認してきた親は、いつしか子どもを…

塾通いは、もうやめにしないか

「塾に行ってくる」 と、子どもたちが夕方までの遊びに終止符を打ち、散り散りになっていきます。 そこに笑顔は一切ありません。 さっきまでやっていたドッジボール、虫との戯れの方が、塾よりも何億倍も正しいからです。 当たり前です。 ここで、論点をはっ…

修学旅行は、もうやめにしようか

「修学旅行」ほど、非生産的な行事はない。 体育祭は、生徒の身体的健康、集団協力などの一連の成果を保護者に見せることによって、学校への信頼を養うことができる。 文化祭は、日頃の生徒の姿を、芸術や音楽などの特定の分野を通して見ることができる。 「…

集団授業はもうやめにしようか

私はここではっきり言っておきたい。 全ては、個別指導で伸びる。 これは、家庭教師を推奨しているのではない。 なぜなら、家庭教師こそが古代ギリシャからも続いてきた「教育のスタンダード」だからだ。 家庭教師がデフォルトであり、集団授業はその変化形…

「ムリ」だからおもしろい

教育とは、「才能を外に引き出す」という意味があります。 一般的な授業は、教育ではなく、CMのようなものです。 さらに、今のCMはストーリー性に富んで面白いので、授業はCM以下ということになります。 さて、「外に引き出す」教育とは、一体どのようなもの…

発信者の価値観

どんなにトリッキーな時間に起床して、どんなにトリッキーな時間に電車に乗ったとしても、同乗者は必ずいます。 世界人口は2050年には98億人になると推計されており、日本では実感がわかないかもしれませんが、地球上に人間はどんどん増えていきます。 さて…

自分を「正しく」貫く方法

「やりたい仕事が見つかりません」 「自分が何に向いているのかわかりません」 このような言葉を聞くと、これまでその人物を学校で教えてきた人間は何をやってきたのかと落胆します。 特殊な方法は何もいりません。 自分を貫く簡単な方法があるのにもかかわ…

「いい大学」なんてない

現代社会を生き抜く上で、「いい学校」「いい大学」「いい会社」「いい企業」などの言葉は意味を持たなくなってきます。 例えば、塾や予備校が発行している「大学偏差値ランキング」では、明治大学文学部よりも早稲田大学文学部の方が偏差値が高く、さらに東…

メッセージ

ホームルームで朝一番に言う言葉は、その日の生徒の気持ちをいかようにも変えることができる。 しかし、その言葉は、全体に対して言っているように見えて、実は「たった一人の生徒」にしか言っていない。 例えば、体育祭の翌日(翌日といってもほとんどの場…

個人面談パラドックス

私たちは、たくさんの教師と接してきました。 数学が得意な人もいれば、体育祭に一番力を入れている人もいます。 ここで、「最も接触した教師」を考えると、やはり担任です。 普通の非常勤講師と、担任とでは、一緒に過ごした時間に大きな差があり、これを埋…

「ブラック企業化」する学校

ブラックとは本来色を表す言葉ですが、黒という色の特性、そしてブラックという濁点の響きから、「ヤバい」という意味で用いられています。 そして、私は「学校」さえも、ブラック企業化していると考えています。 学校は、特に私立ならば「会社」という表現…

「ごっこ遊び」化する学校

現代社会において、「授業がつまらないから窓の外の景色を見る」のはもはや大人びた生徒の特権ではなくなりました。 誰もが、授業というものは茶番で、スマホの中に登場するユーチューバーの方が楽しさを提供してくれると思っている危険性さえ考えられます。…

「コンビニ化」する学校

「いらっしゃいませ〜、こんにちわぁ〜。」 アルバイトがコンビニ初挑戦。まずはこの言葉から「覚える」ことになる。 しかし、覚えることはこれだけではない。 肉まんのタイミング。古い方を左に置き、新しい方は右に置く。 賞味期限4時間以内のものは廃棄。…

「砂糖」化する教師たち

生徒が授業中にスマホをいじっても叱れない教師。 スクールカースト上位層の生徒のご機嫌とりに必死な教師。 近年、教師は「砂糖」化しています。 指導方法の流れが「ティーチング」から「コーチング」へと変遷する中、実力のない教師は「甘やかす」という別…

アクティブ・ラーニングの罠

昨今、教育改革の一環で「アクティブ・ラーニング」の推進が流行っています。 自主的に考えて、意見を発表していくというのが主なスタイルです。 しかし、私が気になるのはこの「アクティブ・ラーニング」が流行であるということです。 そもそも、「アクティ…

サラリーマン化する教師

戦後復興期から高度経済成長期にかけて、教師は「聖人君子」のような扱いを受けました。 規律を守る人材を生産していく中で、暴力装置でさえも崇められる特異な時代です。 その動きは、昨今のパワハラ内部告発からわかるように急速に弱まっていますが、果た…

この世に「難問」は存在しない

私たちは、受験生だったときによく「この問題は難しい」「この問題は解けない」とよく言っていました。 しかし、この記事では「難問など存在しない」と主張します。 例えば、地理の問題で「プレーリー土とは何?」というものがありますが、これは難問といえ…

「オンナ」化する教師

たとえば男子校において、女性の教員は唯一のマドンナ的存在でした。 ほとんどが男臭い連中ですから、異彩を放つ独特のオーラを身にまとっていたのでしょう。 しかし近年、教育の場を見てみると、共学の学校でも、「オンナ」化する教師が増えているように思…

「ボーキサイト」の罠

※「ボーキサイト」を批判する記事ではありません。 私たちは、中学校・高校の地理で「ボーキサイト」について学びます。 ボーキサイトとは、アルミニウムの鉱石で、地中海沿岸やブラジル、オーストラリアなどが主要な産地です。 しかし、実際に、ボーキサイ…

10人学級が最大の理想郷

あなたの学生時代は、1クラス何人だったでしょうか? 住んでいた市町村によるとは思いますが、「30〜40人」が一番回答としては多いことでしょう。 ずっと前から「なぜ?」と言われてきたことですが、「30〜40人」学級を一人の担任で見るのは不可能です。 不…

教師が教師を滅ぼすとき

日本の教育において、一番重要視されているのは何でしょうか? 一流大学(そんなものはありませんが)への現役合格? 子供の学力向上? いいえ、違います。 教師自身の保身です。 教師は一度正規職員としての地位を得てしまうと、よほどのことがない限り(暴…

なぜ勉強するのかと聞かれたら

学校でも家庭でも、1日に1億回は飛び交っているであろう、質問があります。 「なんで勉強するの?」 「なんで勉強しなければいけないの?」 この手の質問に対して、あなた自身が教師・親だったとしたら何と答えますか? この質問には、私自身が明確に答えを…

「すぐに満点を目指す参考書」・レス・ミニマル

いま、受験生の中で、のほほんと遊んでいる人はいないでしょう。 全体の中の高校3年生という位置付けは常に存在しているので、特別どの年に海外旅行数が減るとかディズニーの年パス取得数が減るとか、そういうことは起こりえません。 しかし、一部の受験生は…

概念を概念で学習する危うさ

私たちは、誰一人として、「織田信長」を見たことがありません。 一方、友達のAくん、先輩のBさん、姪っ子のCちゃんは、何度も見たこと・会ったことがあります。 織田信長は、教科書で数行書かれているだけで、性格はわかりません。 しかし、私たちは、まる…

なぜ勉強しなければならないのか

ここでは、「なぜ、勉強や学習をしなければならないか」について、人間関係的な側面から論じていきます。 いま、カフェでこの記事を書いているのですが、中学生と思しき二人組の女子が、受験をどうしようかと話しています。 はい、盗み聞きです。 とても興味…

「なんとなくガヤっと」

あなたは、授業参観に出かけたことはありますか? 我が子の授業を見に行ったり、研修で足を運んだりなど、カタチは様々ですが、他人の授業の様子を見る機会は少なくないでしょう。 ここで、一般的に「人気のある先生・授業」は何によって決まっているのかに…

教師<ユーチューバー

私たちが安定した精神で生活を送るには、ある種の「怠惰」が必要です。 ある程度の低空飛行、一定の退屈が、日常を支えます。 しかし、その生活が必ずしも変化を必要としないとはいえません。 教師という仕事は、2,30年前までは「先生様」でした。 何を言っ…

教師たるもの勉強するな(その4)

この記事では、単に教師をディスるという短絡的な批判にならないように細心の注意を払いながら、教師の問題点について触れていきたいと思います。 「知っている」ということがマイナスな影響を及ぼすのは、果たしてどのような状況なのでしょうか。 【4. 「知…