なぜ、あなたの人間関係は上手くいかないのか?その2

 こんにちは。minipsyです。このminipsyの読み方、「ミニサイ」と見せかけて「ミニプシュ」にしたら面白そうだなと思っています。コアなファンしか読み方知らないよ、みたいな。

 

 さて、前回のつづきを書いていきます。バスケ好きの例に続いてもう一つ、仮説を示します。

 

[2] 〇〇グッズが好きだと公言すると、〇〇グッズが集まる。

 

 例えば、ご当地〇〇ってありますよね。あなたが旅行に行った時、「あの人に何か買って行きたいんだけど、何にしようかな」という時。ここであなたは、その人の発言を思い出します。

 

「わたし、〇〇好きなんだよね。」

 

 ぴったりのやつあんじゃん。

 

 あなたが買うお土産は確定しました。「県名や名所の名前+〇〇」というストラップあるいはキーホルダーです。値段も手頃で軽いっていうのもあるしね。

 

 私たちが何気無く「〇〇が好きなんだよね」と言っているのを、周りの人って意外と覚えているんです。だから、家に余っているグッズや、雑貨店にある皿やバッグなど、ふとした時にそれらを見つけるとあなたのことを思い出すのです。だから、好きなものを好きだと言っていると、それが集まります。とても自然なことです。逆に、「△△はあんまり好きじゃないんだよね」と言い続けていると、友達が△△のグッズを買ってくることはほとんどないのではないでしょうか。

 

[3] 自分をよく見せていると、「よく見せている自分」が好きな人が集まる。

       自分をよく見せていると、「素の自分」が好きな人が離れる。

 

 心理学で、自己呈示(self-presentation)という言葉があります。かなりカンタンに言うと、「自分をよく見せようとすること」です。本当は家で本を読むのが大好きなのに、「自分はカラオケで騒いだり外でBBQやったりするのが好きなんだよね!」って言うみたいな。

 このように、自分をよく見せる、この場合でいうと「ワイワイ騒ぐのが好きな人を演じる」と、「ワイワイ騒ぐのが好きな人」が集まってきます。彼らは家でずっと本を読んでいる人を無理やり引っ張り出して騒がせる(?)ということをあまりしないものです。お互い気まずいだろうし。逆に、騒ぐのが好きだと言っている人がいたら、「一緒に遊ぼうぜ」って言いやすいです。

 一方で、次のような現象も起こります。素のあなたが「家で読書するのが好き」だと仮定しましょう。そして、それなのに「カラオケ大好き!」と言い続けたとしましょう。すると、今までの「読書仲間」つまり素のあなたと付き合ってきた友達はだんだんと離れていきます。要因は複数考えられます。「あの人(あなたのこと)、変わっちゃったね」と思う場合もあれば、「僕と付き合っているとかえって気を遣わせちゃうな」と思う場合もあるでしょう。

 

 あなたがそれでいいのなら、それでいいのです。具体的に言えば、「素の自分」自体が人生を歩む上で変わったのなら、周囲の友達が変わることに違和感を覚えないと思います。しかし、素の自分自体は明らかに変わっていないと自覚した上で、本心と別のことを言っているとしたら、状況としては辛いと思います。辛いのですが、その状況を作っているのはあなた自身なのです。

 

 だって、「カラオケ大好き!」って言った時に「本当にキミはカラオケが好きなのかい?」なんて真意を確かめに来る探偵的他人は基本いないわけですからね。みんな言葉によって意思疎通をしていますので、カラオケ好きと言えばカラオケ好きが集まります。

 

 (自己呈示については、次のブログで詳しく書きます。)

 

[4] 素の自分を見せていると、「素の自分」が好きな人が集まる(戻ってくる)。

       素の自分を見せていると、「よく見せていた自分」が好きな人が離れる。

 

 今度は、カラオケ好きを公言したものの、全然ダメだったと観念したあなたが、「本当はカラオケよりも本を家で読む方が2億倍好きなんだ」とぽろっと言ってしまったとします(ガマンの限界だったのかな)。

 すると、「え?・・・まじで?」「無理してたの・・・?」みたいな反応が返ってくるでしょう。当然です。あるいは、「つまんなそうにしてたの、知ってたよ」みたいに結構辛辣なことを言われるかもしれません。これも仕方がないです。

 

 だって、最初に「好き」ってウソついてたしね。

 

 すると、(ウソを付かれていたことに対する不信感というのもあるかもしれませんが、)カラオケ好きの友達は離れていきます。もう誘われることはないでしょう。そして、あなたはいつもの日常に戻ります(カラオケはよほど辛い非日常だったのですね)。

 「最近、書店に行ってないな」と思い、地元の小さな本屋に足を運び、新刊とかを探していると、あなたの友達がそこにいました。

 

「あれ、最近会ってないね?」

 

 カラオケ好きを公言した結果離れていた、「素の自分」が好きだったあの友人です。あなたは彼・彼女を抱きしめ、・・・ることはしないでしょうが、何かココロがほっとして、本の話に花を咲かせることになるでしょう。

 

 自分じゃない自分を装っていることを、多くの他人は「見破る」ことはできません。できないからこそ、装っているあなたと近い人物が集まってくるのです。装いをやめれば、装いをやめた本来のあなたと近い人物が集まってくるのです。

 コントロールすることができるのは、現在のあなたに誰が集まってくるかという「他人目線」の領域ではありません。あなたが装うか、装わないかという選択だけなのです。

 

 次回は、「自己呈示」について書いていきますね。