なぜ、思い込みは圧倒的に損なのか?その1

 こんにちは、minipsyです。今日も、あなたの心に刺さる一言が書けるように頑張っていきます。

 

 今日のテーマは、対人関係における「思い込み」です。「思い込み」のプロセスを正しく理解して、「正しく思い込む」ワザを考えていきたいと思います。

 

【1. あなたが「嫌われていない」理由】

 「思考が現実をつくる」というメッセージは、とても魅力的です。書籍でも多く紹介されています。ところが、これは自己啓発的なメッセージではなく、あくまで科学なのです。思い込む内容やタイミングによっては、本来自分が欲していなかった現実が創られてしまいます。

 

 あまり健康的でない思い込みの例としては、「自分はみんなに嫌われている」というものがあります。実は、思い込みが現実になるプロセスには

 

 それが自分にとって良いものかどうかは関与してこないのです。

 

 だからこそ、「自分はみんなに嫌われている」という思い込みは健康的でないのです。というか、これからじわじわと不健康になっていきます。

 

 まず、Aさんが、「自分はみんなに嫌われている」と思い込んでいるとします。しかし、実際には誰もAさんを嫌ってなんかいない、なんなら好かれているとします。「えーっ、そんなことある?」って思う人もいるかもしれませんが、余裕でいます。なぜって?

 

 ひとって、他人のことむやみやたらに嫌ってるほどヒマじゃないから。

 

 自分は嫌われているって思っている人って、たいがい自意識過剰なんです。ごめんなさいね。自意識過剰な人の中では、第一に、「みんなが自分に注目している」という前提が勝手におかれているのです。だから、注目されている状態がなんなのかを考えます。

 注目されている状態を考える以上、「そもそもあまり気に留められていない」という考えが浮かびにくく、「好かれているか」、それとも「嫌われているか」の2択に囚われてしまいます。

 

 しかし、他人があなたのことを好いてくれるのって、本当はなかなかないものなのです。よく「いい人っていうのは、どうでもいい人のことを指す」みたいに言いますが、本当にその通りで、「好きにもならないし嫌いにならない」のが大多数です。そんな中、好かれているか嫌われているかの2択の考えの持ち主がその大多数を見ると、明らかに「好かれている」とは思いません。

 

 その無愛想、どちらかというと、嫌われている?

 

 と思うのです。ここで早速、他者と自己の考えにズレが生じています。ここに気づくことができていれば、嫌われていると思い込むことはありません。

 

 あなたはその人に嫌われているのではなく、なんとも思われていないだけ。

 

 だから、多少素っ気ない態度を取られたとしても、気にすることはありません。だって、あなただって、どうでもいい人にはそうしますよね?そして、だからといってそれはその人が嫌いというわけではありませんよね?

 

【2. 思い込みが現実をつくる理由】

 ここで、思い込みのAさんの例に戻ります。ある日、Aさんは友人のBさんと遊ぶ約束をします。ところが当日、Bさんは待ち合わせの場所に来ず、1時間後に「ごめん今日いけない」というメッセージが送られてきました。

 ちなみにあなたは、Bさんがなぜいけなくなったと思いますか?この質問を一定数の人にすると、過半数の人が「用事ができた」「寝坊した」「具合が悪くなった」などBさん個人の何かを原因として挙げます。これは、少し紛らわしいのですが「外的帰属」と呼ばれます。Aさん本人の立場から見て、Aさん本人が原因ではないということで「外的」です。

 

 しかし、Aさんは「自分が嫌いだからなんだ」と思うのです。自分に原因があると考えることは「内的帰属」と呼ばれます。少しいきすぎた人だったら、

 

 遊ぶ約束をあえてして、ドタキャンして、俺のことをハメようとしてる

 

 とかまで思ったりもします。最初から遊ぶつもりなんかなかったんだろ、とか、自分との約束なんて簡単に破ってもいいと思ってるんだろ、とか、妄想は膨らみます。

 もしAさんのもとに今行けるのだとしたら、こう言いたいです。

 

 「今日いけない」だけだよ?事実は。

 

 たしかに、今日は来られません。Aさん自身も楽しみにしていたと思いますし、これについてはどう考えてもAさんは気の毒です。しかし、事実はそれだけなのです。ここが思い込みの怖いところです。思い込みを脱する上で大事なのは、

 

 事実と、それに対する自分の思いを一旦切り離すこと

 

 なのです。何が起こったかはまず受け止める(多くの場合、ネガティブなことですが)。その上で、何を思うかは個人の自由ですが、ここで可能性を絞る、Aさんの例でいうと「嫌われた」と見切り発車で決めつけるのは早すぎます。

 

 では、後日Bさんと会ったAさんはどのような行動をとるか?これについては次回、書いていきますね。