なぜ、快速に乗らない人は幸せなのか?

 こんにちは。書籍化に近づいているminipsyです。今日もあなたの心に突き刺さる一言が書けるよう、頑張っていきます。

 

 今回は、「快速電車」についてです。


【速さを求めるのはなぜ?】

 私たちは、なぜかはわからないけれど、「普通」よりも「快速」を選びます。日ごろから「普通の人生がいい」と言っているわりには、「普通じゃない方」の電車に乗ります。

 もちろん、降りたい駅に到着するのであれば、遅いよりは速いほうがいいのかもしれません。でも、

 

 快速は、景色を楽しむ遅さで走ってくれないのです。

 

 電車には、必ず目的地があります。「快速」に与えられた任務は、「より速く到着すること」、ただそれだけです。そして、

 

 乗車する人の表情は、どこか焦っています。

 

 もしあなたが、単純に旅目的で電車を利用したつもりであっても、「快速」に乗った瞬間、必要ないのに急いでしまいます。

 肩がぶつかっても謝らなくなるし、体臭や香水のニオイがきつい人と近くになっても身動きがとれません。「なんだよコイツ」と、常に他人のせいにする習慣になってしまいます。

 

 確かに速く着くかもしれないけど、その時間が異常に苦痛になる可能性があるのです。

 

 速く着くというのは、あくまで客観的な、時計で刻まれる数字の世界です。その間、乗客がどういう気持ちで乗っているのかは全く考慮されていません。

 

 一方で普通列車は、急いでいる人もいることはいますが、文字通り「普通」です。

 

 そもそも、地方の場合は、1時間に一本ということも普通にあります。快速はありません。

 でも、その一本の電車に間に合うように身支度すれば、都会の「数分に一本」の電車に乗るのと何の違いもないのです。

 

 本当なら快速で行くところを、あえて普通で行ってみてください。意外と時間に差はありませんし、何より心に余裕が持てます。

 

 「快速」は「快く速い」と書きますが、実は普通列車の速さの方が「快い」のかもしれません。