教師たるもの勉強するな(その2)

昨日のつづきです。

 

教師は、基本的には好きなことについての勉強は何周もしているはずなので(これをしていないのは教師と呼べません)、これ以上深掘りしても意味がありません。

 

意味がないというより、「コストパフォーマンスが低い」といえます。

 

なぜなら、

 

勉強すればするほど、生徒との距離が遠くなっていくからです。

 

自分の好きな勉強をする時間を、別のところに注力すれば、教師としてのスキルアップは間違いないでしょう。

 

【2. 最も学力がない生徒にどう教えるかを勉強する】

よく、「どうしたらやる気が出るでしょうか?」という質問を受けますが、この問いは本当に難問です。

 

やる気がもともとある、興味がもともとある勉強については、1伝えれば10自習するからです。

 

「やる気のない」勉強をさせることほど、難しいことはありません。

 

例えば、教師自身が物理にとても興味を持っているとしたら、自分の好きな勉強をすればするほど、

 

なんでこんなに面白い学問をわかってくれないんだろう?生徒に責任があるよね?ってなるのです。

 

ちなみに、生徒に責任はありません。

 

ここで、一般的な方法として「わかりやすく教える」とよく言われますが、「わかりやすい」とは一体何なのでしょうか。

 

話の上手さのことを言うのでしょうか?

 

これは私自身の考えですが、「どのくらい、生徒の日常生活の中の現象を説明できるか」がわかりやすさの指標だと思います。

 

「これって、この理論で説明できるんだ!」という納得感です。

 

日常生活に対する説明力があることによって、学びへのモチベーションはグンと上がります。

 

その最たるものが、「好きなあの子と付き合うにはどうすればいいんだろう?」「異性って、どんなことに興味を持っているんだろう?」です。

 

この2つの疑問に対して何の説明もしてくれないから、基本的に授業をつまらなく感じるのです。

 

とはいえ、最初からこの疑問に答えるような教科はありません。

 

それに、ここで言いたいことは「生徒の関心が恋愛なのだからとにかくその話をしておけばいい」ということでは全くありません。

 

自分がもし、(ありえないけれど)この教科に全く興味をもっていない人間だったとしたら、どういうアプローチなら興味を持てるだろうか?という問いにアタックすることが、教師の本当の勉強だと思います。