心理学論文や人間関係的考え方を紹介!

2017.8.16~2020.8.31連続投稿(1,112日)。以降は不定期更新です。

哲学の話。

今日も一日、生き延びる。

生きていること。死んでいること。 この二つが対極で、かつ「死ぬ」ことが珍しいことなのであれば、「生きる」こともまた、珍しいはずである。 しかし、私たちは生きていることを当たり前のように思っている。時間を浪費している。 そして、精神的に病んだ瞬…

死の天秤。

私たちは、本当は「これがやりたい」とわかっているのに、何かしらの言い訳を(それも複数)並べて自らの怠惰を正当化する。 ここでは死の哲学の話をしよう。 私たちの周りでは、常に生と死が繰り返し起こっている。 一日に何万という人が生まれ、何万という…

先が見えない今を生きるために教育学者デューイから学べること

プラグマティズムの大成者デューイは、学問や知識について興味深いことを述べています。 そしてその思想は現代にも使える色あせない魅力的な内容となっています。 一般的に、思想は伝説として受け継がれたり、その思想自体に重厚感があることによって語られ…

「下を向いてください。」

私がこれまで一度も使ったことがない、そしてこれから使わないであろう言葉を、彼はさらりと当たり前のように言った。それは先月の、午後の話。 例えばいま、下を向いたとする。誰でもできることだから一度やってみるといい。なんだか、気分が落ち込んだよう…

やっぱり、人なんだなぁ。

「やっぱり、人なんだなぁ。」 「旅行は、どこに行くかではなく、誰と行くか。」 誰もが聞いたことがある、このフレーズ。 帰り道。靴に泥がつくようなでこぼこ道でも、好きな人と歩いていればアトラクションになる。 バージンロード。清潔感がなく性格もだ…

他人の離婚はあっけない。

現行の日本の制度では、一生一緒にいることを誓った二人が婚姻届を提出することによって、晴れて夫婦となることができる。 そして、その二人が別れることを決意した時、離婚届を役所に出して、別々の道を歩くことになる。 この離婚届を、先日私は市役所で見…

死を乗り越えるために、思い出す。

今回は、「終わり」とはいったい何なのかについて考えていきましょう。 「終わり」という言葉を辞書で調べてみると、「終わること」とあります。 では「終わる」とは何かというと、「続いていた物事がそこでなくなる」という意味だそうです。 そして、面白い…

親子は「理屈」じゃないんだ。

先日、書店で本を探していたところ、お父さんと女の子(5歳くらいでしょうか)が私の前を歩いていました。 すると、女の子が突然お父さんの方に向かって振り向き、ぎゅっと抱きつきました。小さな両手はお父さんの腰までまわらず、「ぜったいとれないUFOキ…

「いつの日か、ドリンクバーを混ぜていた頃を思い出したい」

突然ですが、少年たちは、ドリンクバーが好きです。 (なぜかはわかりませんが、女の子がドリンクバーの前ではしゃいでいるのを、あまり目撃したことがありません。) 彼らは、ドリンクバーに行き、飲み物を混ぜます。一心不乱に、ボタンを押します。 そして…

悪口は、ブーメラン。

「人の悪口を言ってはいけません。」 そう諭した大人たちの言葉が空虚に聞こえるなら、ソイツは有言実行できていないのだろう。 誰かのことを必要以上に悪く言うこと、本人がいない時に陰口を叩くこと。 これらは全て、アーチェリーの矢のような力学ではない…

「ため息をつくエアコン」

突然ですが、私の実家のエアコンは、たまに「ため息をつく」ことがあります。 しばらく運転しているのですが、ふと「呼吸」を止めて、・・・ ぷはぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! と息を吐くのです。 もしこれが人間だったらと考えると、「昼夜ずーっと働かされている…

おごりは重力となり地に堕ちる

上にしか行かないジェットコースターが存在しないように、おごり高ぶった人間の評判もまた、いずれは地に堕ちる。 昨日の昼過ぎ、超有名ラーメン店に足を運んだ。 どうやら予約もできるようだが、とりあえず1時間は並ぶ覚悟で行ってみた。 すると、思ったよ…

「ネコとノイズキャンセリング」

先日、家電量販店で「ノイズキャンセリング」機能付きのイヤホンを購入しました。 装着して音楽を聴いてみるとびっくり。周囲の雑音がほとんど気になりません。 「これで作業に集中することができる!」と喜ぶのと同時に、「これって人間以外の動物にも付け…

日常から見える哲学のお話。

私たちは、ふとした瞬間に「子どもの感性」に視線を奪われることがあります。 (視線がぶつかったらもうそれはZARDです) 先日、とあるカフェで優雅に本を読んでいた時の話です。 ある三人組の親子づれがやってきましたが、昼下がりの書き入れ時だったので、…

「相手が喜ぶだろう」という期待

今回は、孔子について述べていきます。 孔子(前551~前479)は、古代中国の春秋時代末期の思想家で,儒教の祖です。彼は幼くして両親と死別し、貧窮の中で過ごしました。 そして、政治に参加したり、諸国を弟子とともに遊説したりする中で、自らの思想を深…

水のように、「強く」生きる。

今回は、老子について述べていきます。中国思想はとっつきにくいように思われそうですが、実は意外と面白いですよ。 老子は生没年不詳の思想家で、「道家」の開祖です。実は、「ほんとうにいたかどうか」さえ疑われているような人物です。 今回は老子の数あ…

仏教から学ぶ「苦」とは?

今回は、仏教についてみていきましょう。 仏教は、紀元前5世紀ごろ、ゴータマ=シッダールタがさとりを達成してブッダ(覚者)となり、その教えを人々の前に説いた時点に始まります。 彼は北インドの小国(現在のネパール領です)で釈迦族の王子として生まれ…

イエスに関するエピソード。

今回は、「イエス」について述べていきます。 「イエス」は、何と言ってもキリスト教の開祖です。貧しい人や病人、虐げられた人たちのもとにおもむき、神の愛を説いたり癒やしたりしました。 いきなり宗教の話でとっつきにくい感じがしますが、実はイエスと…

周りに流されない態度とは?

今回の「ミニマリストと哲学の話」は、「ストイック」についてです。 「ストイック」という言葉は、日常生活でも時々出てくるくらい、私たちにとって身近な言葉です。 「あいつはストイックだよね」と言うときは、「自分を律して頑張っている」というポジテ…

大切なのは「中庸」。

今回は、アリストテレスの「中庸」について述べていきます。 アリストテレスといえば,名前くらいならばほとんどの人が知っている、「哲学者といえば?の模範解答」みたいな人物でしょう。 アテネ郊外にリュケイオンという学園を開いた人物としても有名です…

人間関係は、ときに洞窟と化す。

今回は、プラトンが考えた「洞窟の比喩」から学び取れることについて述べていきます。 「洞窟の比喩」とは、プラトンの主著『国家』に出てくる話です。人間は洞窟に閉じ込められ、そこに差し込む太陽の光が壁に映し出す様々なものの影を見ている囚人にたとえ…

できぬことはやらない。

今回は、ソクラテスの残した「無知の知」から学び取れることについて述べていきます。 無知の知とは、ソクラテスの思索の出発点となったもので、自らよりも知恵のある者はいないという神託を聞いたソクラテスが賢者たちと意見交換をする上で自覚したと言われ…

短い言葉は、難しくて、ミニマリストだ。

今回からは、「ミニマリストと哲学の話」をしばらくしていきたいと思います。 皆さんは、高校の授業で「倫理」を勉強したことはありますか? 聞いてみると、ほとんどの人が「難しい」「寝ていた」と返す、倫理という科目。これについて、興味深い話をしてい…