心理学論文や人間関係的考え方を紹介!

2017.8.16~2020.8.31連続投稿(1,112日)。以降は不定期更新です。

教育系

教えすぎない教育

今回は、久しぶりに授業についてお話していきます。 私たちはずっと、授業というものはおよそ50分であるという認識をもっています。 例外なく、授業は長くてつまらないものだと思っている人も多いことでしょう。 ここではおかしなことが起こっています。 互…

教育なんてそんなもん。

今回は、「教育」について。 「教育って、何なんだろう。」 教育業界において、この根本的な疑問に思いっきりぶつかり、悩んだことのない人間はおそらくいません。 ところが、ひょんなことから、意外と答えは出てきました。 先日、お休みだったので秋物の洋…

日本語教育の未来とは?

私たちが受けてきた教育は、常に「制限」の中にありました。 しかしこれからは、Youtubeをはじめとする動画サイトでいつでもどこでも勉強ができるようになるでしょう。 「学校がなくなる」と言ったら極端な話ですが、少なくとも「学校でしか勉強できない」と…

効果的な復習方法とは?

勉強は、基本的には「予習」「授業」「復習」に分かれます。 (今回の記事では、授業そのものについての本質的な議論ではなく、既存の学習システムの中に収まる話をしていきます) ここで、「授業」自体は今、アクティブラーニング化が進んでいますが、「予…

同じ教室で、勉強しようよ。

「同じ釜の飯」という言い方がありますが、これはお互いに同じご飯を食べて仲良くなろうというもの。 そう考えると、「もっと仲良くなれるもの」があるのではないか? ここで私が提案したいのが、「一緒に勉強すること」。 親は、「勉強しなさい」と子どもに…

アクティブを阻む現実

現代の日本の教育には、未だに欠けている側面があります。 それは、「生徒側の積極的な学び」です。 学ぶことを愛するためには、自ら主体的に勉強することが必要です。 このように言うと、「アクティブ・ラーニングとかやっているでしょ?」と言われます。 …

子供を伸ばす褒め言葉

ミニマルな教育において必要なのは、「かける言葉を厳選し、効果的な言葉がけをしてあげること」です。 回転するダーツボードに、子どもが思い切ってダーツを投げる。 結果として、結果論として、投げたダーツは「ハズレ」(タワシと言った方がわかりやすい…

教師の「わき見運転」

「教員免許」とは何か。 「免許」を持った人間は、その素質にかかわらず、教壇に立つことができるという意味です。 大学で四年間勉強し、教育実習を無事に終える(生徒と連絡先交換してこじれたりせずに終了する)ことができれば、誰でも教員免許をとること…

「深く学ぶ」一番の近道

生徒に「深く学んでもらう」ためには、色々な仕掛けが必要です。 まず、いきなり「深く学ぶ」ことは、基本的にできません。 地図上での位置関係を一番クリアに理解するためにはグーグルアースが一番便利です。 しかし、便利であることと、それが100%の理解に…

選択肢こそ教育の真髄

既存の学校制度においては、一定程度の人間が恩恵を受けています。 その恩恵は「学校場面においてのみ能力を発揮できる」ということです。 入試制度はまさに、受験勉強能力のみを純粋に測ってくれているので、本当であれば全員が恩恵を受けられるはずです。 …

教育に「にわか」はいらない

アクティブラーニングは、必ずしも必要ではない。 もしそうならば、アクティブラーニングは「にわか」です。 蹴ったことも触ったこともないのに、4年に1回のペースで増殖するのが「にわか」です。 「にわかな教育」とは「東大を勧めない」ということ。 そし…

先生ごっこ・生徒ごっこ

現在、多くの学校で、授業が「意味のないもの」になり、ユーチューバーが「授業中に」楽しさを提供している状況が起こっています。 教師側としても、見ればすぐに気づく異変です。 しかし、なぜ、このような現状が変わらないのでしょうか? それは、従来の教…

登校しないという選択

「不登校」は、以前は「登校拒否」と呼ばれていました。 しかし、「拒否しているのではない。行かないという道を選んでいるだけだ」という論調に変わってきたのです。 ただ、現在でも、不登校は「悪」のように捉えられており、首を掴んででも学校に連れて行…

コマーシャル・クイズ

間違い探しクイズ番組の中で、「今から7つの間違いがあるよ」と司会が言います。 すると回答者たちは、どこに注目するでしょうか。 全体?違います。細部?惜しいです。 答えは、「後半のわかりにくいところ」です。 商業的クイズでは、100%、最高点を獲得…

なぜ目標達成できないのか?

学校教育などにおいて、重要なことの一つが「目標を持って勉強させる」ということです。 漢字練習や九九の暗記など、目標がない状態でも持続可能な勉強は一部ありますが、それらの基本的な単語・公式などを用いて難しい問いに挑戦し続けるためには「目標」が…

やる気マシマシ勉強法!

「ミニマルな教育」において最も重要なのは、「何を学ぶかを明確化して、あとは他のことを考えずに、ひたむきに勉強させる」ことです。 「勉強させる」という表現が「強制感」を出していますが、あくまでも自主性が必要です。 さて、今回は「何を学ぶか」が…

職員室に、出かけよう。

いま、わからないことがあって「苦しんでいる」受験生に告ぐ。 職員室に、出かけよう。 これまでは、教室とは正反対の方向だったり、階が違ったりして、行く理由がなかった職員室。 もちろん、テスト期間に行っても無駄だ。 教員が、ヒマを持て余していない…

勉強とは結局、おつりである。

最近になってこそ現金払いが急速に減ってきてはいるが、未だに財布からお札を出して買い物をしている人は少なくない。 ガムしか買わないのに1万円札を出して、両替を試みる人だっている。 私がミニマル教育を論じている理由の一つに、「なんで皆、勉強がキラ…

不完全を受け入れる力

「ミニマルな教育」を目指していく上で重要なことの一つに、「この世は不条理である」ことに気づくという力があります。 『シーシュポスの神話』などで有名なアルベール・カミュは、「不条理」という言葉で人生を表しています。 辞書的な意味でいえば、「不…

勉強エレベーター

「エスカレーター式」とは、一旦小学校や中学校に入ってしまえば、系列の大学に進学できるシステムを指します。 他方、一般的に中学校は地元、高校受験、大学受験と進んでいくのは「階段式」といえます。 さて、「階段式」ではなく、「エスカレーター式」で…

勉強とは「温泉たまご」

よく、テレビなどで「食レポ」なるものを観ていると、必ず出てくる二大巨頭があります。 チーズ、そして、温泉たまごです。 この二つに共通するのは、「とろぉっと溶ける」画が食欲をそそるからです。 人はもしかしたら、流動的なものに心を奪われるのかもし…

自分の「位置」を知る。

予備校の自習室や、主にコンセントがあるカフェのテーブルに目をやると、高校生たちがこぞって参考書を開け、熱心に勉強しています。 昼夜問わず、一杯のコーヒーの値段で粘り、iPhoneがフル充電になったところで店を後にします。 このように懸命に努力して…

ピグマリオン効果の本質

心理学をかじったことがあり、かつ教育に関心がある人なら誰でも知っている「ピグマリオン効果」。 「ピグマリオン効果」とは、教師が「この生徒は伸びるぞ」と期待をかけた生徒は、そうでない生徒よりも成績が伸びるという効果である。 他者にどの程度期待…

40日間。知的冒険の夏。

夏休みの宿題と、校長先生の話は、すべて「受け身」です。 夏休みは基本的に40日間あります。会社員の人間からすれば、有給休暇を夏に集中豪雨的に取得しても追いつかない長さです。 それくらいの長い休暇を、子供の頃に12回も経験していたことを、私たちは…

個別指導が必要な理由

どんなに教育業界が斜陽になったとしても、絶対になくならない職業があります。 それが、「家庭教師」などの、個別指導です。 アレクサンドロス大王には、アリストテレスが家庭教師としてついていました。 個別指導は集団指導とは違い、人間性の育成において…

「テスト脳」

これから試験を受ける人も、試験を作る側の人も、きっと共感してくれるであろう概念、「テスト脳」。 「テスト脳」とは、「テストを受けるにあたって切り替わるモード」をいいます(というか、勝手に作りました)。 例えば、「百年戦争」と「バラ戦争」。 あ…

教育の法則は果たしてあるか

雷の本性が電気現象であることを発見したのは、フランクリンです。 遺伝の法則を発表したのは、メンデルです。 あらゆる科学的現象が、これまで解明されてきました。 そして、たとえ電気がどのように生成するのかを知らなくても、私たちは当たり前のようにボ…

表現が当たり前でなかったことを知る

歴史を勉強しながら「つまらないなぁ」と感じている生徒(オトナもですが)にない視点は、ズバリ「今に対する傲慢」です。 日本は水資源に恵まれているため、それこそ「湯水」のように水を使っていますが、中東などでは水不足が深刻なので、大切に使わなけれ…

「魔性」の教師

一つの学校に、必ず一人か二人、「魔性」の教師がいる。 それは、キツめの香水を撒き散らし、魅力とエロを履き違えている女教師のことではない。 どんな教科であっても、その教師の話を聞くと、勉強できる気になり、それは錯覚なんかではなく、成績も抜群に…

教育に経験が必要な理由

カーリングは、手の感触や瞬時の判断力がなければ勝利することはできません。 一方、勉強となると、ただただ頭で考え続けた人間が勝つように思い込みがちです。 なぜなら、「最終的に、運動神経を使って綺麗な文字を書かなくても、運動神経を使って空気椅子…