心理学論文や人間関係的考え方を紹介!

2017.8.16~2020.8.31連続投稿(1,112日)。以降は不定期更新です。

その買い物、本当に必要ですか?その2

 こんにちは。minipsyです。今日もあなたの心に突き刺さる一言が書けるよう、頑張っていきます。

 

 前回の続きとして、「具体的にどうすれば、買い物の無限ループから抜け出すことができるのか」について書いていきます。 

 

【4. 脳をダマして「プラス」を演出せよ】

 以下に示す2つの具体的なテクニックを身につけることができれば、あなたの買い物行動には劇的な変化が訪れると思います(大きく出ましたね・・・)。そして、経済的にもラクになっていくと自負しています。

 

[1] 1着ずつ買う

 あなたが服を買う際、1着ずつ買うことはあまり多くないのではないでしょうか。「この服にはこれが合いそうだ・・・」のような想像は、なぜか店内で一番発生するものです・・・。

 さらに、「買い物久しぶりだなぁ」っていう人は特に、「せっかくの休みだからたくさん買おう!」という気持ちになります。最初そういう気持ちでなかったとしても、1着買った瞬間に人はある種の「買い物モード」になりますので、注意しないと歯止めがきかなくなってしまうのです。

 

 もちろん、「服の数が多いほどハッピー」という法則があるのなら、それでよいでしょう。しかし、これは残念ながら幻です。なぜなら、

 

 服を買うことによって感じるハッピーは、買った服の数に関わらず生じる

 

 からです。前回も少し書きましたが、私たちは「状態」を買うことがしばしばあります。趣味としての服も、「状態」を買う行為です。よって、一気に何十着という数の服を購入しても、その瞬間は一時的にハッピーかもしれませんが、しばらくしたら「1着買った」場合となんら変わらなかったりするのです。さらに、・・・

 

 服を買うことによって感じるハッピーは、買った服の数に関わらず、同じスピードで減少する

 

 のです。たとえば、新しい服がクローゼットにあるという「プラス」の喜びは、少なくとも僕の経験上では1週間くらいが限界です。それ以上経ってしまうと、いい意味でも悪い意味でも「レギュラーメンバー」になります。

 ここで、ハッピー消失までの期間を1週間と仮定したとき、

 

 同時に2着買った場合に、2週間に伸びることはありません。

 

 それぞれの新しい服たちに感じるハッピーは、日が経つにつれ、平等に減少していきます。もちろん、いつ着始めるかによって多少の変化はあると思います。しかし、クローゼットを見渡す時のハッピーは、服の数と関係なくスピーディーに減少するのです。

 

 ここで私たちが上手にプラスを作るために必要なのが、「1着ずつ買う」ということです。1日に1着。

 買い物をすること自体のハッピーは、もちろん買わない時には生じませんが、たくさん買ってもさほど変わらない。であれば、ある意味「おいしいところだけ食べたい」ですよね。1日かけて、お気に入りの1着を探すというのを習慣にしていけば、買った分のハッピーを、「買ってしまった・・・」という後悔よりも常に高い状態にすることが可能だと思います。

 

 「でも、なんだかんだで買っちゃってますよね・・・?」

 

 たしかにそうです。では、買い物をせずに、プラスを感じるにはどうすればいいのでしょうか?

 

[2] 今ある服を、目の前から一旦隠す

 私たちがそもそも買い物に快感を覚えるのは、「新しい何かが我が家に来た!」という感情が発生するからです。これがまさに「プラス」の感覚です。

 よって、私たちが買い物をせずに快感を得るためには、とにかく「プラス」の感覚を何とかして持つことが重要です。「プラス」の感情を得ることができていれば、その手段としての買い物行動は減少します。

 ではここで、「プラス」の感覚が生じるメカニズムをシンプルに示します。まずは、

 

・ゼロから、プラスへ

 

 です。これは買い物行動によって生じます。ですから、友達から服をもらったという場合でも、全く一緒ではないですが、「プラス」の感覚を手に入れることができます。もっとも、その服がお気に入りのデザインの場合に限りますが。

 

 そしてもう一つは、

 

・マイナスから、ゼロへ

 

 です。一旦マイナスにすることによって、元の状態を「プラス」に感じることができます。というよりも、できてしまうのが人間です。

 例えば、なぜかはわからないけどクローゼットの中に数年間眠っていた服を発見したとき、全くもって新しい服を発見したときと似た感情が喚起されます。その服の存在を忘れていた場合は特に、「ラッキー!」と思うはずです。これは、たまたま部屋の隅のテレビとか洗濯機とかの後ろに隠れていた100円玉を見つけて「臨時収入だ!」と感じるのと似ています。

 

 元々はあなたが落とした100円玉であっても、それを忘れていれば、それをプラス100円に感じることができるのです。

 

 ずっと一緒に過ごして、ガミガミ言い争っているような家族でも、一度上京や長期の旅行に行って離れ離れになった後に再会することができれば、涙を流して喜びます。もちろん「安心した」という感情もあるかもしれませんが、大いなる喜びという点では完全に「プラス」です。

 

 この「プラス」を自ら作り出し、買い物行動をせずに済ませたいのなら、まずは「隠す」ことからはじめてみてください。可能であれば、友人に一定期間服を預けたりしても効果的です。それができなければ、あえてダンボールをテープでぐるぐる巻きにして、ちょっとやそっとでは開けられないようにしておくのがよいでしょう。

 

「そんなんじゃ服にカビが生えるよー!」

 

 ごめんなさい、それは、自分で工夫してください。あなたの目標は「買い物をやめること」ですよね?できない言い訳を考えず、とにかくやってみてください。

 

 そして、一定の期間が経過した後にその服たちと再会すると、あなたはきっと、買い物1回分の喜びを擬似的に味わうことができます。数回味わう場合には、箱の数を増やすと良いかもしれません。

 

 それでも、どうしても買い物をしたくなることがあるかもしれません。その時は1着と自分を説得して、ガマンせずに買い物してしまいましょう。おそらく、これだけ頑張って買い物をせずに過ごしたあとの買い物ですから、

 

 本当に着たいものを選ぶ、充実した時間を過ごすことができるはずです。

 

 なお、趣味としての服の場合は特にですが、私たちは「減らすこと」によってマイナスを感じることはありません。一時的に箱に服を詰めて目の前から消えたとき、「寂しい・・・」と感じるどころか、むしろ「クローゼットが片付いてスッキリした!」と思うでしょう。一石二鳥ですね。

 

 もしかしたらこれが、あなたのミニマリスト的生活のきっかけとなるかもしれません。これについては、次回書いていきますね。