はがきミニマル
携帯電話のメール機能、そして、スマホのメッセージアプリを利用しない人は、果たしてどのくらいいるのでしょうか。
それほどに、私たちの意思疎通の大部分は、デジタル化してきています。
おそらく、現代の若者(僕もですが•••)は、スマホを取り上げられたら、待ち合わせ場所で会うことはできないでしょう。
しかし、このようなメッセージアプリがどうしても乗り越えられない問題があります。
それは、「手書き性」です。
「手書き性」は、「送信者のオリジナリティ」です。
年賀状の宛名が印刷の場合、受け取った人にとってそれはもはや文字ではなく、一枚の絵のような、何の感動も呼び起こさないものに見えます。
宛名を印刷する行為は、100%、送信する側の「面倒くささ」から生じる、手抜きです。
現在、はがきは62円です。無料メッセージアプリであれば0円です。
この62円の差が、人間関係の質を決めるのかもしれません。