キビシサ・レス・ミニマル
「頑張ることはよいことだ。」
これに似た言葉を、日本人は何兆回聞かされ続けてきたのでしょうか。
一般的に、「いい大学」は、頑張って勉強した人が入ることを許される狭き門です。
(一部、エスカレーター式で上れるところもありますが、その例は除きます。)
大学に入学した後は、99%の日本人学生は一切勉強しなくなり、サークルや性生活に耽ります。
そんな中、志を持って研究に勤しむ人もいます。
実は、「キビシサ・レス・ミニマル」は、このような客観的な見方、つまり見た目での判断ではありません。
やりたくないことをガマンしてやっているかどうかという主観です。
自分に厳しいという感じですね。
というのも、あなたは学校などで「楽しそうに勉強している人」に出会ったことがあるかと思います。
彼・彼女は、辛い表情で勉強しているのではありません。楽しく振舞っているわけでもありません。
本当にやりたいことをやっている人は、「努力」という言葉を使わないのです。
では、なぜ「自分に厳しい」ことはネガティブな影響をもたらすのか。
それは、自分に厳しい人の多くが、
他人にももれなく厳しくなってしまうからです。
「時間に厳しい」とは、「1分でも遅刻すると許さない」ことを指します。
これが、自分自身が取引先との約束に遅れないようにという指針で終わればよいですが、プライベートで友達が1分遅刻した時に爆発するのは方向性が間違っているといえます。
(※ちなみに僕自身は時間泥棒とは付き合いたくありません。ですが、この話の軸とは異なる話なので、上のように書いています。)
他人に厳しくしているときの自分は、意外と無意識というか、自分自身が気づいていない場合が多いので、注意してもよいかもしれませんね。