心理学論文や人間関係的考え方を紹介!

2017.8.16~2020.8.31連続投稿(1,112日)。以降は不定期更新です。

言霊を分析してみる

私たちは普段から「言葉」を使ってコミュニケーションします。

 

そのような日常生活の基盤として成り立っている会話のことを、ウィトゲンシュタインは「言語ゲーム」と呼びました。

 

つまり、私たちはゲームを楽しんでいるのです。

 

このゲームでは、よく「悪い言葉を使うと、それは言霊となって相手に伝わるよ」などと言われますが、本当でしょうか。

 

今日はこのことについて書いていきます。

 

一般的な「言霊についての理解」を考えると、

 

話者→言霊→聞き手

 

という影響過程があるでしょう。

 

しかし、私はこういう側面があるのではと考えています。

 

例えば、

 

なんで生きているんだろう・・・?

 

という文章・言葉を聞いた・見たときに、あなたはどのような感情を抱きましたか?

 

もし、「なんかネガティブになったわ・・・」と思ったとしたら、その原因は話者に100%あるのでしょうか?

 

ここで、私が思うプロセスはこちらです。

 

話者→言霊→聞き手自身の思い→(受動的な意味での)聞き手

 

つまり、「生きる意味について疑問をもつ自分」がいてはじめて、相手の言葉が響くということです。

 

それはまるで、外国の方に「暑いですね・・・」と言っても、「暑い=hot」という構造がわからなければ、たとえ実際に暑いなと思っていても共感してくれないことのようです。

 

一方、言霊がめぐりめぐって返ってくるのは、自分自身がある感情を抱き、その感情に沿ってしゃべっていることから、証明できるでしょう。