ニセモノの達成感
どんなに辛い職場でも、そこで働かざるを得ない瞬間があります。
例えば、他人から頼られた時。
「〇〇さんがいないとやっぱり回らないね〜」
「〇〇さんに頼んでよかったよ〜」
さらに、難しいとされていた商談をクリアした場合は、例え黒なのに白だと言わされ続けていたことであっても喜びを感じてしまうのです。
それはなぜか。
あなたの達成「観」が破壊されているからです。
職場にいることが苦痛になっている場合、プラスの出来事はあくまで相対的なものになります。
たとえ同僚のコピー用紙を拾ってお礼を言われただけだとしても、そもそも職場にいることがマイナスなので、プラスだと錯覚するのです。
普段されても何も思わないようなことや、「昔は嬉しいとは思わなかったこと」について嬉しい思ったら、それはニセモノの喜びです。
怖いのは、その瞬間にそう思うことがないということです。
しかし、落ち込む必要はありません。
知識として、「あっ、今嬉しいと感じてしまったな」と思うことによって、今の自分がマイナスな状態であると判断できるからです。
嬉しさを感じることすらないのが、一番危険なのです。