指示待ち・レス・ミニマル
私たちは、職場で色々な指示を受けます。
「コピーとって」
「会場設営頼むよ」
「このイス、倉庫に入れといて」
指示を受けるということは、その直前まで、本人が「それをすべきであるとは知らない状態」であることが前提となっています。
そうでない場合は、単なる「確認」です。
指示を受けた人は、基本的に指示通りに動きますし、とっさの指示であるほど、その要求のレベルは低いです。
ここに、気づきがあります。
指示を受け続けているということは、「次に何をすべきかがわかっていない」だけではなく、「何をすべきかを自分の頭で考えていない」ことにならないでしょうか。
自分の頭で考えなくても、いつでもどこでも誰かが指示をしてくれるから平気だと勘違いしているのです。
そのうち、指示してくれる人が急にいなくなります。
自分の頭で考えてこなかった人はどうなるでしょうか。パニックになる?違います。
「何も指示がないってことは、何もしなくていいんだな」と喜んで終わりです。
自分で考えてこなかったツケは、「それにすら気づかないほどの退化」という形でやってくるのです。