非笑顔を教える大切さ
本当の教育とは何でしょうか。
勿論、国語や算数という知識を伝えることも、教育には含まれるでしょう。
しかし、十分条件ではないような気がします。
例えば、小学校で習うような教育には、ウソが入っています。
小学校では、「どんなに車が通っていない状況でも、人がいなくても、目の前が赤信号なら横断歩道を渡ってはいけません」と教えられます。
何がウソなのかといえば、「オトナ自身が、それを守っていない・守る気がない」ことです。
そして、どんなに辛い時でも笑顔を忘れないでと言われます。
そう話す教師の顔は、激務のせいか、笑顔じゃないのです。
これは、生徒を混乱させます。
私は、「自分が思ってもいないことを教える」ことが生徒たちを歪ませていると考えます。
このようにウソを教えるのではなく、「笑顔にあえてなる必要がないときもある」という例外を教えることも、時には必要なのではないでしょうか。
ポイントは、「そういうときもある」という機会の話にとどめるということです。
「笑顔になるな」ということではありません。
国語は面白いから勉強しなさいと言っても意味はないのです。
もし、生徒に算数の面白さを本気で伝えたいのなら、言葉は邪魔にさえなります。
楽しそうに授業をするだけで良いのです。
教員が無理してきれいごとを言っても、生徒には100%バレています。
あなた自身が生徒だった時にそうだったように。