心理学論文や人間関係的考え方を紹介!

2017.8.16~2020.8.31連続投稿(1,112日)。以降は不定期更新です。

授業は生徒の時間を奪う

情熱をもって授業をしている教員は、みんなある考えをもっています。

 

それは、「授業中という50分間は生徒の時間を奪っている」という自覚です。

 

生徒たちが授業を聞いてくれないとき、教員は「生徒のせいに」する人と「自分のせいに」する人に分かれます。

 

しかし、「自分のせい」にするだけでは不十分です。

 

「つまらない授業」は、自分が内省するための材料になってはいけないのです。

 

そして、情熱をもって授業を実施している人たちにとって、「つまらない授業」はほとんど死です。

 

それでは、どうすれば、「生徒の時間を奪わない授業」ができるのか。

 

理論的に考えてそれは不可能です。

 

なぜなら、授業をしている時点で、生徒の学びの時間を50分間奪うこと自体が不可避だからです。

 

ここでのポイントは、

 

生徒が自主的に50分間勉強していたときに獲得するメリットを、授業を受けることによって享受するメリットが超えればOK!

 

だということです。

 

例えば、「〇〇先生の授業を受けたことによって、数学が好きになりました」では足りません。

 

「数学をもっと勉強して、知りたくなったので、今日は帰ったら数学の宿題からやります」となればOKです。

 

生徒のモチベーションを変えるというよりも、具体的な方向性を変えて、行動変容にまでもっていく必要があるということです。

 

これを実践していくための意識としては、「どんな授業であろうと、一つでも生徒が理解したらプラス1で得だろう」という勘違いから脱する必要があります。

 

50分授業で知識が1増えたということは、「マイナス49」なのです。