心理学論文や人間関係的考え方を紹介!

2017.8.16~2020.8.31連続投稿(1,112日)。以降は不定期更新です。

生徒を海外留学させる前に考えるべきこと

今、海外の大学へ進学したり、大学生になってから短期留学したりすることが、かなりポピュラーになってきました。

 

金銭的に問題がなければ、基本的には誰でも海外で学ぶことができます。

 

しかし、留学って、お金で解決する問題ではないですよね。

 

一番大切なのは、生徒の「心理的ハードル」をどう考えてあげられるかです。

 

まず、生徒の周りに「学習の機会がある」ということを強調する必要があります。

 

1635年は、なんと日本人が海外渡航したり帰国したりすることが全面禁止されました。家光の時代です。

 

もし仮に、10代後半の人たちが「海外で学びたい!」と思い立ったとしても、現実的に不可能だということです。

 

このような歴史を鑑みると、「海外で学べる」ことは、勝ち取った権利であり、当たり前のものではないということを、伝えることはできるのかなと思います。

 

これに加えて、「その海外留学は、いったい旅行と何が違うの?」という視点が必要です。

 

生徒の海外への憧れは、果たして「英語などの他言語を学ぶことにある」のか、「海外の文化を自主的に学ぶことにある」のか、吟味する必要があるのです。

 

本人は、「とにかく海外に行きたい!」という純粋な思いをもっています。これはミニマル教育的にいえばかなり望ましい状態でしょう。

 

しかし、本人のまっすぐな情熱が、ときに自分自身を苦しめることもあります。

 

ですから、私たち「オトナ」にできることは、「何を目的に、海外に行くのか」ということをはっきりと言語化できるようにすることです。

 

軸があれば、海外に行ってもブレません。

 

逆に、軸がなければ、単に観光に行っているのと変わりありません。

 

日本でも、考えを深めるチャンスはたくさんあるのです。