嫌な上司・レス・ミニマル
新年度がはじまるのは、何も新入社員だけではありません。
ワイシャツにそろそろ年季が入ってきた人たちにとっても、新年度は新年度です。
さて、あなたの周りにはいませんか?
どうしても反りが合わない上司が。
挨拶しても返してくれない。
仕事を評価してくれない。
困った時にサポート・協力してくれない、などなど。
ミニマルな仕事術を身につけていくためには、「自己完結」的な術と、「人間関係」的な術の両方の視点を持つ必要があります。
ここでは後者について見ていきましょう。
まず、あなたと圧倒的に相性が合わない人をよく観察してみてください。
・・・どこか、あなたと酷似しているところはありませんか?
もし、この答えが「YES」である場合、あなたの長所であり癖であり短所である特徴を、その上司があなたを見るたびに目にするのが嫌なのです。
例えば、あなたが本当は隠したいこと、嘘をついていることを、「あなたに似ている上司」は見抜いています。
まるで鏡を見るかのように、手に取るようにわかってしまいます。
ですから、自分(←上司)が普段はワザと見せないようにしているブラックな面を、あなた(←部下であるあなた自身)を目の当たりにする度に再認識しなければならなくなります。
だから、
あなたの存在を無視することによって、自分の嫌なところを見なかったことにしようとしているのです。
似ているからこそ「類は友を呼ぶ」の法則に則って近くにいるわけですが、あなたのウソ(見栄とか虚勢とも言い換えられます)を敏感に感じとった結果、表面的な行為としての「無視」につながっています。
このような関係、かつ、上下関係が付随しているような場合には、なかなか相手を変えることができません。
あなた自身が変わるか、場所を変えるかしか、ないのです。