心理学論文や人間関係的考え方を紹介!

2017.8.16~2020.8.31連続投稿(1,112日)。以降は不定期更新です。

「出学」という視点

厳密な定義づけがたまに欲しくなる私にとって、「入り口の反対は出口です」という説明はとてもしっくりきます。

 

しかし、仮に「入り口の反対は非常口です」と言われると、途端にパニックになります。

 

あなた自身も、「進化の反対は退化です」と言われれば納得するけれど、「停滞はすなわち退化です」と言われると一瞬「なんで?」と感じると思います。

 

さて、学校では、春になると二つのイベントが必ず開催されます。

 

どの学校でも、三月には「卒業式」が、四月には「入学式」が行われるのです。

 

「学校に入学する」とは言いますが、「出学する」とは言いません。

 

スーパーやコンビニに入店して、帰る時に「卒業だなぁ」なんて言いませんよね。

 

しかし、言葉とは裏腹に、生徒を「卒業」ではなく「出学」させている教員が実に多いように感じます。

 

なぜなら、本来卒業とは学業を終えてさらなる成長をすることを指すはずだからです。

 

残念ながら現在の学校では、生徒は「休み時間の方が楽しみ」になっています。

 

単純に椅子に座って50分間我慢して過ごすのが「入学」であり、そこから解き放たれて休み時間に遊びにいくのが「出学」です。

 

「この分野はここが興味深い!」と生徒が心から思えることがあれば、卒業式に泣かない生徒など現れません。

 

「もっと学びたい。だから大学へ行くんだ」という決意表明が、入学と対の概念である「卒業」であるべきです。