「イケボ」が教えてくれるもの
あなたは、「イケボ」という言葉を知っていますか?
「イケメンボイス」の略で、多くの場合、女性を魅了する男性の声をさします。
魔法にかけられたように聴覚をくすぐられ、心地よい刺激を受け取ることができるのでしょう。
一方、「ただしイケメンに限る」という言葉があります。
行為ではなく、行為者が重要だという意味です。
声に関しても、「声自体がかっこいいかどうかよりも、結局誰が発声しているか」が大事だということです。
イケボをささやかれて目を開けたら、大変がっかりすることだってあります。
これが、本音です。
あなたには、イケボを発声してほしい人はいますか?
一般的に、イケボは「ステキだ」と評価される傾向にあります。
しかし、ここには大きな気づきがあります。それは、
たとえイケボじゃなくても、「その声はそれで好き」と思ったら、それほどその人を好きだということです。
「車道側を歩いてくれる」「頭をぽんぽん」といった行為は、基本的に相手のことを思いやっての行為なので、なんとなく・・・の人にされても嬉しくはありません。
つまり、これらの行為では自分自身の気持ちを判断することは困難だということです。
9割の人間にされたら嫌なことでも、その人にされたら嬉しい、あるいはその人にされたいと懇願する行為があった。
そんなことが起こったら、その行為ではなく、行為者に注目するのが大事なのかもしれません。