心理学論文や人間関係的考え方を紹介!

2017.8.16~2020.8.31連続投稿(1,112日)。以降は不定期更新です。

自分の「位置」を知る。

予備校の自習室や、主にコンセントがあるカフェのテーブルに目をやると、高校生たちがこぞって参考書を開け、熱心に勉強しています。

 

昼夜問わず、一杯のコーヒーの値段で粘り、iPhoneがフル充電になったところで店を後にします。

 

このように懸命に努力しても、難関大学にパスするのはほんの一握りの人たちだけです。

 

果たして、どのような要因が、受かる人と落ちる人との差を分けるのでしょうか?

 

これは、「かけ算」をすれば簡単にわかります。

 

ゼロに何をかけてもゼロといいますが、勉強にも同じことがいえます。

 

小学生に赤本を渡しても意味がありません。

 

これは、「小学生なんかに大学入試問題を解かせてもできるわけないだろう」ということではありません。

 

「赤本を渡してすぐに解けるような人間は、もう既に合格レベルだ」ということです。

 

一般的に、「フロー状態」に入るためには、自分が持っている能力と、現在遂行している課題がマッチしていなければならないとされています。

 

つまり、受かる人と落ちる人との差は、「今の自分に最も適した課題をやっているかどうか」なのです。

 

では、落ちる人とは、どのような課題をやっているのか。

 

理論的には「自分の能力より難しい」「自分の能力より易しい」の2パターンがありますが、実際は圧倒的に後者です。

 

なぜなら、「カンタンな課題」は、自分が入学試験をパスできないかもしれないという脅威から安全なところに避難させてくれるからです。

 

しかし、あくまでその安全な場所というのは、「日々を安心して暮らせる」という意味にすぎず、決して実際の合格可能性を上げるものではありません。

 

本当はもっとできるのに、いつの間にか滑り止めの大学が第一志望にすり替わってしまいます。

 

どんなにヘッドフォンでノイズキャンセリングしても、「勉強しているフリ」です。

 

一番怖いのは、当事者すら「勉強しているフリ」だと認識できていないことなのです。