疲れてはいけない
私たちは、絶対に疲れてはいけません。
仕事を家に持ち込んだり、疲労困憊の様子で帰宅したりしてはいけません。
これは、理想論であり、現実論です。
表題の「疲れてはいけない」というのは、「疲れたなどと泣き言を言ってはいけない。頑張りなさい」という意味ではありません。
むしろ、逆です。
無理して仕事をしても、良いことは一つもないということです。
ミニマル心理学的に考えると、「疲れ」という状態のまま、大切な人の元にいくと、「大切な人の前でのふるまい」ができなくなってしまいます。
人間は基本、内面でどのように考えているかなどは察知することができません。
ハグをしたり愛しい言葉をかけ合ったりすることで、はじめて「この人は自分のことを大切にしてくれているのだな」と事後的に認識することができるのです。
ですから私たちは、睡眠をしっかりとって、食事をしっかりとって、程よく自分のキャパシティ内で仕事をこなして、余裕をもった状態で愛する人のもとへ行く義務があるのです。
どんなに大切に思っている人に対してでも、疲弊しきっている時に「普段のふるまい」をすることはかなり難しいです。
だからこそ、「普段のふるまい」を余裕でできるように、「疲れない努力」が必要なのです。
大切な人があなたの元を去るかもしれない。
あなた自身が疲弊して、大切な人をないがしろにするかもしれない。
気づいてからでは、遅いのです。
未然予防、していきましょう。