心理学論文や人間関係的考え方を紹介!

2017.8.16~2020.8.31連続投稿(1,112日)。以降は不定期更新です。

シンプルを求めたくなったら

「ミニマルミニマル言ってるけど、なんだかしっくりこない。」

 

「シンプルな暮らしがしたいのだが、ミニマルとどう違うのか。」

 

「ミニマル教育・ミニマル心理学」の中では、基本的に「ミニマル」を追求していきますが、実は「シンプルさ」とは概念的に微妙に異なっています。

 

例えば、シンプルな家具を思い浮かべてみましょう。

 

シンプルな家具を具体的に示すと、「白あるいは黒を基調としたデザインで、ボタンや飾りがほとんどないもの」となります。

 

よって、これらの家具が整然と並んでいる部屋は、物理的にミニマルでなくても、「シンプルな部屋」と位置づけることができるでしょう。

 

これに対して、

 

たとえモノ自体の個性が強く、ボタンや飾りが多かったとしても、物理的な個数が少なければミニマルな部屋となります。

 

どうしてもこのデザインのモノを置きたいから、その代わりに他のモノを捨てよう、という発想です。

 

ここから言えるのは、「単にシンプルさを求めていくと、帰ってモノに支配される」という危険性です。

 

白いTシャツにジーンズというスタイルは確かにシンプルではあります。しかしこの二つが大量にクローゼットにストックされているのは「ミニマル」ではありません。

 

重要なのは、「シンプルさを追求すること」ではなく、「何をシンプルにするかを吟味すること」なのです。

 

お気に入りのカラフルな服、これ自体はシンプルではありません。

 

しかし、この1着だけがクローゼットに優雅に仕舞われているのは、心が震えるくらいミニマルなのです。