流れに身を任せよう。
たとえば周りの友達みんなが恋人をつくっているのに、自分だけ一人ぼっちだというとき。
どうしても焦ってしまうのが人間です。
しかし、ここからある気づきを得ることができます。
その期間はもしかしたら、恋愛にうつつを抜かしている場合ではないということです。
恋人を「つくる」という表現からわかるように、私たちはとかく人間関係を作ったり曲げたりこねたりするものだと勘違いしがちです。
お盆からこぼれたミルクは、どう頑張っても元には戻りません。
しかし、お盆の材質がすべすべであることにいち早く気づき、こぼさないようにすることはできます。
もしこの「流れ」に逆らって行動したとしたら、「付き合いたくない人と付き合い、かつ今すべきことをできずに終わること」になります。
思い返してみると、「あの時はたしかに恋人がいなかったが、その分勉強に専念できた」という時期があったはずです。
逆に、家族水入らずの時間を過ごせた日々は、仕事や学業がある程度落ち着いた時期だったのではないでしょうか?
この流れは、川と違って透明性がさほど高くありません。
よって、意識して流れを見ないと流されます。
流れに身を任せるのと、只々流されるのは全く別です。
今の流れが東西南北どこに向かっているのか、それを判断することさえできたら、あとはその流れに沿って努力し続ければよいのです。