心理学論文や人間関係的考え方を紹介!

2017.8.16~2020.8.31連続投稿(1,112日)。以降は不定期更新です。

信頼関係はツールじゃない。

相手を信頼するということについて考えます。

 

まず、よく言われる話ですが、「信頼」と「信用」は質的に異なります。

 

「信用」とは、「相手そのもの」ではなく、相手の肩書きや行為などが自分の思い通りになるだろうという期待のようなものです。

 

「この配達業者が、ニセモノを届けにきたら、この人はきっとクビになる。」と考えて、何も考えずにハンコを押すのがこれに当たります。

 

他方、「信頼」とは「相手そのもの」に対する「安心感の先払い」です。

 

もちろん、裏切られるリスクを全く考えていないというわけではありません。

 

相手そのものを信じて、飛び込む。混じりっけのない気持ちが「信頼」なのです。

 

ところで、この信頼ですが、一度お互いに信頼関係を築くことによって「多少の無理」がきくようになります。ここからがこの記事のミソです。

 

「多少の無理」とは、例えば10分遅刻したとしても、「相手は、自分が多少遅れてもきっと怒らないだろう」というおごりのことです。

 

もちろん、(実際に相手との信頼関係が築けていれば、)相手はあなたの遅刻なんて何とも思わないでしょう。

 

なぜなら、「信頼しているから」です。

 

信頼とはそういうものです。

 

しかし、信頼関係が「意識し続けていないと保持できないもの」だということに気づけていないと、歯車が狂い始めます。

 

「自分がどんなことをやっても、相手は自分を信頼してくれる」という錯覚が起こるのです。