反芻・ミニマリスト。
この記事は是非、何度も読み返していただきたいと思います。
あなたは普段、どんなときにネガティブ気分になりますか?
「ネガティブ気分になる時」を時間軸で分けると、「過去・現在・未来」のどれかとなります。
「過去」については、「イヤな過去・思い出を思い出すとき」に、ネガティブ気分になります。
よい思い出を思い出すときにネガティブになる人はいません。
次に「現在」については、例えば道を歩いているときに車が水溜りを通り過ぎてバシャーッと服にかかった時などにネガティブな気持ちになります。
つまり、「現在」とは「突発的」だということです。
最後に、「未来」については、ありません。
将来のことを考えてネガティブな気分になるというのは「現在」の話だからです。
さて、突発的な現在、あるいは杞憂を除くと、ネガティブな気分になる時というのは「過去を思い出すとき」のみとなります。
このように分析した上で、「過去を思い出すこと」についてもう少し具体的に見ていきましょう。
多くの場合、過去を思い出す回数は1回ではありません。
「なんであのとき、アイツにあんなこと言われなきゃならなかったんだろう?」
「あのとき言われた悪口、思い出すだけで腸(はらわた)が煮えくり返る・・・」
このようなことを「繰り返し」考えることを反芻思考と言います(反芻という言葉自体にはネガティブな意味もポジティブな意味もありません)。
「反芻・ミニマリスト」とはまさに、「思い出しても仕方がない・ただただネガティブになるだけ」のことを最小限にする人間を指します。
反芻とはまさに回数の話なので、ミニマリストという言葉にはぴったりの「行為」ですね。
「反芻・ミニマリスト」は、考えても仕方のないことだということを理性的に判断することができています。
とかくネガティブになりがちな日本人は、「現在」ハッピーなときに、あえて過去を思い出して不幸自慢をする傾向にあります。是非とも改善したい習慣です。
誰しも、思い出したくない過去を持っていますが、ある種「幸福に生きている人」というのは、それを思い出さないことによって自分を保っているという側面があるのではないでしょうか?
言い換えると、
幸せな人とは、不幸なことを味わったことがない人ではなく、不幸なことを無かったことにできる人
なのかもしれません。
嫌なことを経験したり後悔したりする回数には、おそらくそんなに個人差がないのでしょう。
是非「反芻・ミニマリスト」の思考を習得して、今を生きられるような人間になっていきたいですね。