心理学論文や人間関係的考え方を紹介!

2017.8.16~2020.8.31連続投稿(1,112日)。以降は不定期更新です。

大切なのは「中庸」。

今回は、アリストテレスの「中庸」について述べていきます。

 

アリストテレスといえば,名前くらいならばほとんどの人が知っている、「哲学者といえば?の模範解答」みたいな人物でしょう。

 

アテネ郊外にリュケイオンという学園を開いた人物としても有名です。

 

しかし、彼がどのようなことを論じていたかについては,もしかしたら意外と知られていないのかもしれません。

 

彼が重視したのは、とにかく「現実」でした。現実において、何をすべきか。

 

これが彼の関心事でした。そして,人間が取るべき態度・行動は「中庸(メソテース)」だと述べたのです。


「中庸(メソテース)」とは、欲求や感情において両極端を避けることです。

 

この両極端とは,言い換えれば「全く何もやらない」と「全力でやりすぎる」となるでしょう。

 

例えば、「ここ」から一歩も動かず、何も行動しないのは「臆病」であり、逆に盲目的に行動しすぎるのは「無謀」です。

 

この例での中庸は、勇気、すなわち「新しい目的に向かって一歩一歩着実に歩みを進めていくこと」となります。

 

この「中庸」を実践できていない場合、私たちはついつい「完璧主義」に陥ってしまうように私自身は思います。

 

例えば部屋の片付けをする際に、「どうせ片付けるんだったらクローゼットと本棚と食器と・・・」と意気込みすぎると、かえってやることが多いように(勝手に)感じてしまい、何もできなくなってしまいます。

 

一方、頑張って全部片付けたとしても、その反動で何日も何もできなくなってしまうのです。

 

さらに、中庸を忘れて頑張り続けてしまうと,「頑張っていない他の人たち」がなんだかムカついて見えてくることがあります。

 

「何で私・僕はこんなに頑張っているのに,あいつは努力していないんだ」と。こう思うようになるということは、自分が中庸を忘れて頑張りすぎているサインなのかもしれません。

 

ちなみに、中庸は単なる「100と0との中間としての50」という意味ではないので、それぞれの状況で臨機応変に見つけていく必要があります。最終的に疲弊しきって何もできなくなる前に、「自分にはどこまでできて、どこまではキャパオーバーなのか」を見極めていく必要がありそうです。

 

せんじつめれば、無理しないことが大事かつ、適度にストレスがかかる生き方が重要だということですね。