心理学論文や人間関係的考え方を紹介!

2017.8.16~2020.8.31連続投稿(1,112日)。以降は不定期更新です。

「いつの日か、ドリンクバーを混ぜていた頃を思い出したい」

突然ですが、少年たちは、ドリンクバーが好きです。

 

(なぜかはわかりませんが、女の子がドリンクバーの前ではしゃいでいるのを、あまり目撃したことがありません。)

 

彼らは、ドリンクバーに行き、飲み物を混ぜます。一心不乱に、ボタンを押します。

 

そして、氷も入れずに、母親たちが談笑する長細いシートに戻っていきます。

 

彼らにとっては、旦那の悪口も、学資保険の話も、店内に流れるよくわからない洋楽と同じです。

 

だから、手元にある未完成の茶色い飲み物を平らげると、再びドリンクバーに向かうのです。

 

彼らは、何のために、ドリンクバーで飲み物を混ぜるのか。否、私は「昔」、なぜ混ぜていたのでしょうか。

 

友達の方が色鮮やかだったら素直に羨んだし、他の子どもたちがいたらしっかり待ちました。

 

そして、「このこと」を懐かしんだ今、ファミリーレストランに行って同じことをしても意味がありません。

 

一発目からコーラを混ぜると一気にグラスが黒(終焉)を迎えることも、意外と白系の飲み物は何にも合わず色だけ一丁前に仕上がることを知っているからです。

 

何より、不味いものを作ってしまったら飲まなければならない、あるいは捨てなければいけないという意識が、もういけない。

 

子どもたちは、失敗作を飲む勇気を持っています。

 

まだ何事も成し遂げていない存在だからこそ、一つ一つが自分の作品だからです。

 

今日もファミリーレストランに足を運び、ドリンクバー前ではしゃぐ「別の子たち」を観察しながら、もう体験できないことに対して共感しかできない、この時間の差を埋めることはもうできません。