心理学論文や人間関係的考え方を紹介!

2017.8.16~2020.8.31連続投稿(1,112日)。以降は不定期更新です。

友達が多すぎるとかえって不幸になるという仮説

SNS上での友達の数を気にしたり、フォロー人数よりもフォロワー人数が少ないと不安になったりする人たち。

 

彼らは、「友達が多ければ多いほど幸せである」という幻想に支配されています。

 

年収と幸福感との相関関係はおよそ800万円ほどでなくなるとよく言われますが、これは「年収800万円以上になった人間が、それほど高い幸福度を報告しなかった」ということです。

 

つまり、「そこまで到達していない人がその感情を予測することは難しい」のです。

 

これは友人関係においても同様です。

 

周りに友達があまりいない、助けてくれる人がいないという現状で「けれども友達が多いからといって幸せとは限らないよな」と言い聞かせるのは難しいでしょう。

 

それでも、私たちは自分たちの脳味噌をフル活用して、この仮説を検証していき、触れ合う人間関係の量(×質)を徐々に減らしていく必要があります。

 

この仮説は何より、「量が多くなると、それぞれの質が低くなる」という自然界の大前提に基づいています。

 

お寿司食べ放題のお店に行って、一貫一貫を味わう人はいません。

 

他方、高級なお寿司屋さんで、一貫10,000円の大トロを急いで食べる人もいません。

 

人間関係で言えば、「たとえn人中の友達の中の24番目の彼・彼女が人間的に最高な人物」であったとしても、nの数が多くなることによってその素晴らしさに気づきにくくなってしまうのです。

 

さらに、n人の玉石混淆の友人と時間的に平等に付き合うことは、あなたの時間を無駄にするばかりか、フレネミーの被害に遭うリスクさえも上昇させます。

 

※フレネミーとは、友達のふりをして当人に不利益をもたらす人間のことです。

 

SNS上の友達の数は、幻想です。どんなにフォロワーを増やしても、一般人が芸能人に勝つことはできません。

 

「別に芸能人ほどの数を目指しているわけではないよ」と言われるかもしれませんが、「あの友達よりも自分の方が200人多い」ということにこだわっている理由の方が気になります。

 

1台のバスに無理なく乗れるくらいの浅い友人と、軽自動車に乗れるくらいの深い親友を意識することで、人間関係の無駄な悩み(多すぎる友人あるいは少なすぎる友人)から自らを解放していくことが必要です。