心理学論文や人間関係的考え方を紹介!

2017.8.16~2020.8.31連続投稿(1,112日)。以降は不定期更新です。

仲良くなりたければ「あれ」をプレゼントせよ!

今回は、私たちが友人などと仲良くなりたいときにはどのようなプレゼントをあげるとよいのか、についての研究を発表します。

 

Polman & Maglio (2017)は、贈り物をあげる文脈において重要なのは「類似性(similarity)」であると主張しています。

 

つまり、「自分のために買ったものと同じものを買ってプレゼントする」ことによって、仲間にすること("companionizing")が大切だということです。

 

実験の結果、贈り物を受け取った人(recipients)は、その贈り物が送り主と同じものであるときに、よりその贈り物を気に入ったことがわかりました。

 

さらに、他者が同じものを所有しているという感覚そのものが、自らが持っているものに対する好感を増加させていることも示されました。

 

つまり、持っているものが何であるかにかかわらず、「自分も持っている」という感覚が大事だということですね。

 

Polman & Maglio (2017)は、このような共有が、贈り物を受け取った人がそれに対して好感をもたせ、贈り主との距離感を近く感じさせると主張しています。

 

類似性が人間関係において重要ならば、予め「同じものをプレゼント」しておくことによって、類似性をプラス1作り出せばよいということですね。

 

【引用文献】

Polman, E., & Maglio, S. J. (2017). Mere Gifting: Liking a Gift More Because It Is Shared. Personality and Social Psychology Bulletin, 43, 1582-1594.