心理学論文や人間関係的考え方を紹介!

2017.8.16~2020.8.31連続投稿(1,112日)。以降は不定期更新です。

「勉強してから寝る」にもう一工夫で記憶力ブーストするという研究。

Mazza et al. (2016)の研究では、睡眠依存型の記憶強化(sleep-dependent memory consolidation)が、学び直しの際の練習時間を短くする効果が検討されています。

 

この実験では、12時間の中の2つのセッションによって、実験参加者が完璧なレベルに到達するまで外国語を練習するというプログラムが設けられました。

 

このうち半分の実験参加者は、朝に一度勉強し、夕方に再び勉強しました。つまり、1日の中、かつ日中に、2度勉強しました。

 

そしてもう半分の実験参加者は、夕方に一度勉強し、睡眠をとり、翌日の朝に再び勉強しました。

 

この勉強の記憶がどのくらい保持されていたかが、1週間後および6ヶ月後にテストされました。

 

実験の結果、睡眠を挟んだグループでは、学習時間を少なくできただけでなく、長期記憶をより保つことができていたことが示されました。

 

研究チームは、「学習後に寝ることは明らかに良い戦略だが、学習と学習との間で寝る事はさらに良い戦略だ」と述べています。

 

【引用文献】

Mazza, S., Gerbier, E., Gustin,M., Kasikci, Z., Koenig, O., Toppino, T. C., & Magnin, M. (2016). Relearn Faster and Retain Longer: Along With Practice, Sleep Makes Perfect Show less. Psychological Science, 27, 1321-1330.