心理学論文や人間関係的考え方を紹介!

2017.8.16~2020.8.31連続投稿(1,112日)。以降は不定期更新です。

社会的に望ましい行動を取るために必要な考え方は意外にもアレだった。

私たちはついつい自己を肥大化させ、自分勝手な行動ばかりしてしまいます。

 

その一方、社会から求められているのは「みんなのためとなる行動」です。

 

このような向社会的行動を取るためには、ある感情・考え方が必要だというのが今回ご紹介する研究です。

 

Piff et al. (2015)は、「畏怖」の感情が、社会的に望ましい行動を生み出すと主張しています。

 

「畏怖(awe)」は、あまりにも大きすぎる存在を見た時に起こる反応です。

 

この畏怖という感情によって、自分自身というものが縮まっていき、自分自身に対する関心が薄れ、向社会的的行動が増加するというのが今回の研究の紹介です。

 

畏怖という感情が喚起されることにより、倫理的に良い意思決定、寛容さなどが高まります。

 

この畏怖が社会的行動に及ぼす効果は、自分が小さな存在であるという感覚によって媒介されるということです。


【引用文献】

Piff, P. K., Dietze, P., Feinberg, M., Stancato, D. M., & Keltner, D. (2015). Awe, the small self, and prosocial behavior. Journal of Personality and Social Psychology, 108(6), 883–899.