心理学論文や人間関係的考え方を紹介!

2017.8.16~2020.8.31連続投稿(1,112日)。以降は不定期更新です。

人生にマンネリを感じていたら、この思考をしてみよう。

人生にマンネリを感じていたら、それはマンネリであるという状態を「認識していること」が問題です。

 

このようなマンネリを感じているのなら、ある思考を試してみようというのが今回の研究です。

  

その思考とはずばり、反事実的思考(counterfactual thinking)です。これは、過去についての代替を考えることを指します。

 

例えば、A大学に進学した後に「もしB大学に進学していたらどうなっていただろう?」「もし大学に進学せずそのまま就職していたらどうなっていただろう?」という風に、戻れない過去について別の可能性を考えることをいいます。

 

Kray et al. (2014)の4つの実験では、この反事実的思考が、人生における意味・意義を見出す基本的な動因になっているかどうかが検証されました。

 

結果、反事実的思考は、人生における重要な経験の意味を高めたことがわかりました。

 

(既に終わっている)重要なターニングポイントについて別の可能性を塾考することは、直接的にその出来事の意味を熟考するよりも、より意味を見出したということです。

 

反事実的思考をすることにより、fate perceptions(そうなるべくしてそうなったという運命の知覚)とbenefit-finding(ポジティブな結果の認識)が生まれるようです。

 

もし、現在の状況に満足がいかないけれど何となく心の持ちようの問題だと感じていたら、一度反事実的思考をしてみても良いかもしれません。

 

【引用文献】

Kray, L. J., George, L. G., Liljenquist, K. A., Galinsky, A. D., Tetlock, P. E., & Roese, N. J. (2010). From what might have been to what must have been: Counterfactual thinking creates meaning. Journal of Personality and Social Psychology, 98(1), 106–118.