心理学論文や人間関係的考え方を紹介!

2017.8.16~2020.8.31連続投稿(1,112日)。以降は不定期更新です。

真に満足度が高い買い物とは?

自粛期間が長くなると、ついつい「買い物」をしたくなるのが人間の性です。

 

しかし、できるだけ損をしないように、できるだけ得を増やすように買い物をしなければならないのですが、このことを注意深く考えている人はあまり多くはないでしょう。

 

結局無駄にたくさんモノを買ってしまい、後悔し、捨て、また空いた空間を埋めるためにモノを買う負のスパイラルに陥ってしまいます。

 

ここで、「何を買ったら、本当に満足度が高くなるのか」についての研究をご紹介します。

 

Kumar, Killingsworth, & Gilovich (2020)の研究では、モノを買うこと(例;服、宝石、家具、ガジェット類)よりも、経験を買うこと(旅行、エンタメ、アウトドア、外食)の方がより満足度を得ることができると主張しています。


実験では、経験の購入あるいはモノの購入をして消費している人に対して、その時の幸福度を尋ねました。

 

結果、経験の購入の方が、一貫して、モノの購入よりも有意に高い幸福度につながっていたことが示されました。

 

たしかに経験の方がモノよりも満足できるような気が直感的にしますし、何よりモノのように部屋に溜まっていかないので、ミニマリスト的にも一石二鳥といえるでしょう。

 


【引用文献】

Kumar, A., Killingsworth, M.A., & Gilovich, T. (2020). Spending on doing promotes more moment-to-moment happiness than spending on having. Journal of Experimental Social Psychology, 88, 103971.