心理学論文や人間関係的考え方を紹介!

2017.8.16~2020.8.31連続投稿(1,112日)。以降は不定期更新です。

食事制限すると友達いなくなる?

今回は、食事制限が社会的孤独をもたらす可能性についての研究をご紹介します。

 

Woolley et al. (2020)は7つの研究を通じて食事制限と社会的孤独との関連を検討しています。


結果、食事制限をすることで、食事を通した他者との結束をつくる能力を制限することとなり、結果として孤独感が増加することになることが示されました。

 

例えば、あなたの隣にいる友人が脂マシマシの大盛りラーメンを食べているのに対して、あなた自身は健康に気を遣ってミニサイズのあっさり野菜タンメンを食べようとしたとします。

 

このとき、通常であれば人間は「同じ釜の飯を食う」ことによって社会的絆を確認するため、隣であっさり野菜タンメンを食べるあなたを見て、脂マシマシの大盛りラーメンを食べる友人は「この人ととは絆を結べない」と考えるということなのです。

 

さらに研究チームは、このような傾向が伝染病と関連しているかもしれないと主張しています。

 

同じようなものを食べないことによってその人・集団と距離を置き、病気がうつらないようにするのかもしれません。

 

食事制限を優先しすぎて、友人とあまりにも違うものを食べようとするのは、控えた方がいいのかもしれないですね。

 

【引用文献】

Woolley, K., Fishbach, A., & Wang, R. (M.). (2020). Food restriction and the experience of social isolation. Journal of Personality and Social Psychology, 119(3), 657–671.