心理学論文や人間関係的考え方を紹介!

2017.8.16~2020.8.31連続投稿(1,112日)。以降は不定期更新です。

諦めた方が健康的という研究報告。

Wrosch et al. (2007)の研究では、「目標調整は主観的健康と関連している」という先行研究をもとにある仮説が立てられました。

それが、「無理な目標から離脱することで身体的健康が増加する」というものです。

 

たいへん、興味深いですね。

 

ここでの身体的健康は、具体的には睡眠やコルチゾールのレベルなどを計測することで測られたようです。

 

結果、彼らの仮説と一致して、達成不可能な目標から退くことによって、身体的健康が良くなったことが示されました。

 

この研究から示唆されることは、「たしかに目標に向かって頑張ることも必要だけれど、そもそもその目標は頑張って達成できる物なのかどうかを判断する能力も必要だ」ということです。

 

身体的な健康よりも大切な目標は、よくよく考えるとあまり思いつきません。

 

無理せずに生きることもまた、勇気です。

 

【引用文献】

Wrosch, C., Miller, G. E., Scheier, M. F., & de Pontet, S. B. (2007). Giving Up on Unattainable Goals: Benefits for Health? Personality and Social Psychology Bulletin, 33, 251-265.