心理学論文や人間関係的考え方を紹介!

2017.8.16~2020.8.31連続投稿(1,112日)。以降は不定期更新です。

私たちが貯金に失敗してしまう理由

「9月こそは貯金しよう!」

 

こんな状態だし、8月はほとんど外出しなかった。だけど全然お金が貯まらなかった。

 

ついついネットでポチポチしたり、サブスクもたくさん申し込み、宅配系で食事したりもした。

 

私たちはなぜか、貯金しようと思っていてもできないという悲しい特性があります。

 

Peetz & Buehler (2009)の研究では、貯金についての興味深い結果が示されています。

 

まず、実験参加者は将来の支出を過小評価していました。

そしてこの評価は、savings goalsに由来していたようです。これくらい貯金しようという目標ですね。


しかし、残念ながら、このgoalと実際の支出は無関連だったようです。

 

つまり、「今月はこのくらい貯金しよう」という意気込みがあるなしにかかわらず、人々はついつい浪費をしてしまうということが示唆されます。

 

よって、実際に重要なのは月初めの目標設定でも気持ちでもなく、単純に毎日の消費を抑えるということになるのです。

 

目標はどうでもいいので、とりあえずコンビニで休日にお金を下ろして手数料を取られるところから改善することが大事なのかもしれません。

 

【引用文献】

Peetz, J., & Buehler, R. (2009). Is There a Budget Fallacy? The Role of Savings Goals in the Prediction of Personal Spending. Personality and Social Psychology Bulletin, 35, 1579-1591.